性被害の傷は、必ず癒えます


故ジャニー喜多川氏による
少年たちへの性加害問題。

 

 

8月末に公表された
外部専門家による報告書を
このたび、ようやく読みました。

 

 

わたしでさえ、
読むのにはなかなか勇気がいり、
何ヶ月もかかってしまいましたが、

 

今回読んでみて、
改めて、
被害を告発してくれた人たち、
調査チームの聞き取りに答えてくれた人たちの、
すさまじい勇気に
圧倒されています。

 

 

わたしはこれまでに
何百人という、
性被害に遭った方たちの
サポートをしてきました。

 

 

その大半は女性で、
性被害を受けた人が苦しむ
深刻な後遺症については
熟知しているつもりでしたが、

 

 

男性が被害者になったときの苦しみは
さらにわたしの想像を絶するものが
ありました。

 

 

なぜなら
男性は、
この日本社会を牛耳っている存在であり、
男性優位の世の中で
加害者であることはぶっちゃけ、
自分の社会的イメージに
それほどの傷を与えませんが、

本来「マッチョ」なはずの
男性である自分が
被害者になるということは、
女性が被害を受けるよりもはるかに強い
恥の感覚をもたらすからです。

 

 

(性被害に遭った女性の
途方もない恥の感覚には
今更触れるまでもありませんが、
そのさらに何百倍も強い恥の感覚を
耐え忍ばなければならないのは
本当に想像を絶します)

 

 

そして、
報告書を読むと、
女性の被害者と同様に
彼らが今でも
希死念慮を抱いていたり、
性交時に被害がフラッシュバックしたり、
過呼吸に苦しんでいたりすることがわかります。

 

 

 

それらを読むたびに、
わたしはとても歯がゆい気持ちになります。

 

 

なぜならわたしは、
性被害の傷が、
必ず癒えることを知っているからです。

 

 

 

でも、
大半の人々は
その事実を知りません。

 

 

性被害に限らず、
なんらかのトラウマを受けたら、
生涯、
そのショックを引きずって生きねばならないと、
信じています。

 

 

(それらの言説を流布しているのは
「権威ある」医学界であり、
西洋医学には確かに
性被害の傷を根本的に癒すすべは
ないからです。

彼らが売りたがる薬を飲むだけで
性被害が癒やされることは
絶対にありません)

 

 

それほどの
絶望感があるでしょうか。

 

 

フラッシュバックやパニック、
自分が汚れた存在、
欠けた存在であるという
ありありとした体感を持ったままで
残りの人生を生きていくのは
拷問以外の何物でもありません。

 

 

絶望して
自ら命を断ちたくなっても
当然です。

 

 

(ジャニーズの当事者の会の方も一人、
最近この世を去りました。
本当にいたたまれない気持ちです)

 

 

繰り返しますが、
性被害の傷は、
必ず癒えます。

 

 

でもそれは残念ながら
被害者が一人で行うことは
絶対にできません。

 

 

なぜなら被害は
他者によってもたらされたものなので、
それを癒すには
他者の助けが
不可欠だからです。

 

 

ただ、
性被害のケアは
本当にデリケートなので、
セラピスト側の
高度な専門性と
プロフェッショナルな姿勢が
必要とされます。

 

 

(わたしもいまだに
日々修行中です)

 

 

というのも
性被害に遭った方は
無意識のうちに
ある特定の
とても強いエネルギーを出すことがあるからです。

 

 

(これは邪気というようなものでは
まったくないですし
完全に無意識のプロセスなので
彼らには何の非もありません。
さらに言うと
そのエネルギーはセラピーという特殊な場で
わたしが感じ取っているだけであり、
その方たちが日常生活で常時
周りにそれとわかるような
エネルギーを出しているという意味では
まったくありません)

 

自らも性被害経験があるセラピストが
性被害のケアをする側に回るのは
よほどの訓練が必要だと思うのは、
性被害の体験がないわたしでさえ、
そのエネルギーに巻き込まれて
セラピー中に意識が飛びそうになることが
あるからです。

 

 

この、
自分の意識の朦朧具合で、
自己申告の有無にかかわらず
そのクライアントさんに性被害の体験があるか否かが
わかるようになったくらいです。

 

 

(経験を積んだおかげで
セラピー中に意識が遠のく頻度は
激減してはおりますが)

 

 

3度目に言いますが、
性被害の傷は
必ず癒えます。

 

 

でも、
念のために申し上げますが、
それはもちろん簡単ではなく、
時間がかかります。

 

 

セラピーを数回受けただけで
「ああ、もう癒された」
と感じることは
ないです。

 

 

すべての癒しがそうですが、
性被害の癒しは
「ゆっくり行けばいくほど早い」という
セラピーの大原則が
最も当てはまる分野です。

 

 

ゆっくりゆっくり、
でも確実に
少しずつ、今ここにいられるようになり、
本当に少しずつ少しずつ、
被害を受けた瞬間やその後の長い時間の中で
自分が感じてきた
あらゆるネガティブな感覚や感情を
認め、
許し、
寄り添い、
いつくしみ、
解放していく。

 

 

その繰り返しで、
薄皮をはぐように、
少しずつ、
楽になっていきます。

 

 

でもその過程では、
さまざまな感情や症状が噴出して
とてもつらい時期も
あるかもしれません。

 

 

だから、
セラピストのサポートが必要なのです。

 

 

それがプロセスに過ぎないこと、
その先がちゃんとあることを
熟知している人に
伴走してもらう必要があるのです。

 

 

性被害の癒しは確かに
飛び込むのに勇気がいるプロセスです。

 

 

わたしはいつも
クライアントさんたちの勇気に
感動しっぱなしです。

 

 

それはどんな壮大な英雄伝説にもまさる
あなただけの、
勇者の旅です。

 

 

 

そして
その旅路の果てには
必ず光があります。

 

 

 

そんな旅路の伴走をしたいと
その先の光を見て感じて欲しいと
わたしはいつでも
心から願っています。

 

 

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