わたしの今の仕事は、
100日プログラムという、
毎週、同じ曜日、同じ時間に同じクライアントさんと
3ヶ月連続でセラピーを行うというコースが
メインです。
毎週決まった日時に、
継続してセラピーを受けるのは、
欧米の心理療法では当たり前のフォーマットですが、
心理療法が定着していない日本では、
なかなかその形式でのセラピーを行うことは難しく、
昨年、帰国16年目にしてようやく、
自分の理想の形での仕事が叶いました。
現在、五期目ですが、
リピート率は平均8割、
一期から継続して受けてくださっている方も多く、
(その中には、このプログラムが始まる前から何年も通っている方もたくさん)
セラピーを継続して行うことの効果と満足感を、
日々感じています。
(継続クライアントさんの体験談はこちら)
で、
同じ顔ぶれのクライアントさんたちとの
定期的なセッションを続けてきて、
つくづく、
セラピーの究極の目的というのは、
「自分の中に溜まっている
未消化の感情を成仏させる」
それだけなんだなあだと思うようになりました。
死んだあとも成仏できずに
地上に漂っている霊は、
生前果たせなかった何かがあるから
まだここにいるわけです。
誰かに対する恨みつらみがあったり、
モノやお金に強い執着があったり、
誰かにどうしても伝えたいことがあったり、
誰かのことをものすごく心配していたり。
で、 だれかが、
その霊の存在を認めて、
霊の伝えたいことに心から耳を傾けるだけで、
霊は満足して、
勝手に成仏してくれるのです。
感情も、まったく同じです。
わたしたちの細胞には、
自分がそんな感情を抱いていることすらも知らない、
多くの未消化の感情が、刻まれています。
それは、
特定の人に対する激しい怒りだったり、
深い悲しみだったり、
ぞっとするほどの孤独感だったり、
消えてしまいたいほどの恥ずかしさだったりと
さまざまですが、
共通しているのは、
「自分の表面意識では、
それにまったく気づいていない」
ということです。
わたしたちは無意識で、
その感情に気づいたら、
「本当に取り返しがつかない、とんでもないことが起こる」
と思っています。
怒りのあまり誰かを殺しかねないとか、
大好きな家族と絶縁せざるを得ないとか、
完全に自分が崩壊して社会生活が送れなくなるとか。
(・・・・本当はそんなこと、全然ないんですけどね)
そうした、
一人ではたどり着くことすら難しい感情を
表面に浮かび上がらせ、
それを嫌がらずに丸ごと受け入れ、認めてやることで、
そうした感情は、
勝手に成仏していきます。
で、それは、
何かの霊に取り憑かれていたのと、
構造的にはまったく同じなので、
感情が成仏すると、
その人の心身は、
本当にびっくりするほど軽くなります。
ということで、
わたしが行っているのは、
ある意味、
お坊さんや聖職者が行っていることと同じだなあと、
最近、よく思うのです。
以前、セラピーを初めて受けにきた後で、
「これくらいのことなら、一人でもできると思いました」
というメールをくれた方がいました。
(当然、その人は2度と戻ってきませんでした)
たしかに、
わたしがセラピーで行っているのは、
ものすごく突飛なことではありません。
でも、わたしにはいつも、
本人には見えない、
クライアントさんたちの未消化の感情が
見えています。
で、それを言葉で指摘しても仕方ないんですよね。
本人が、自分の身体でそれを感じることができるようになるまでは、
言葉での情報は、かえって邪魔になります。
彼らが自分自身でその感情に気づくためには、
丁寧に丁寧に、時間をかけて、
外堀から埋めていく必要がある。
埋めるための道筋は、
クライアントさんの外堀の形によって
それぞれまったく違うので、
それこそがセラピーの醍醐味であり、
1対1でなければできない理由なのです。
(わたしのセラピーを誰かが目撃したら、
相手によって、
声のトーンからスピードまでまったく違うので
きっとびっくりすると思います)
次期100日プログラムの募集は、
本日から開始いたしました。
(こちらのブログではなく、
一度でもわたしのセラピーを受けたことがある方のみに
ご案内しています)
あなたも、
きちんと自分の癒しにコミットして
未消化の感情を成仏させて、
かろやかに生きていきませんか?
ぜひ、勇気を出して飛び込んでみてくださいね。
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