45分のセッションは短いか?


わたしのセッション時間は、1回45分です。

 

セラピーの流れによっては、多少時間をオーバーすることもありますが、
時間のバウンダリーは、セラピーの非常に大切な要素だとわたしは考えているので、
45分を大きく過ぎることは、ほぼありません。

 

「45分ってすごく短いと思うのですが、
45分で一体何ができるんですか?」
という質問をたまにいただくので、
(言外に、その時間にしてはむちゃくちゃ高いというニュアンスあり^^;)
今日はその質問にお答えしようと思います。

 

たしかに、マッサージ系の施術であれば、
時間は60分とか90分、
なかには120分や150分というコースを設けている人もいますね。

 

また、カウンセラーによっては、
延長10分あたり、いくらという料金設定をしている人もいます。
だから、45分と聞いて、短く感じる人ももちろんいるでしょう。

でも、
結論から言うと、
わたしのセラピーの45分は、
すごく長いです。

(ここ強調)

 

なぜなら、わたしのセラピーは、わたしがやるのではなく、
クライアントさんに、自分でやってもらう場所だからです。

 

わたしのセラピーは、
寝転がってマッサージをしてもらい、
気持ちよくうとうとしているうちに、60分経っていた・・・、
というものではありません。

 

(私もタッチワークを行うので、
マッサージテーブルの上に横になってもらうことも、もちろんあるのですが、
横になっていても、中身は同じです)

 

わたしのセラピーは、例えて言うのであれば、
ジムのワークアウトエクササイズみたいなものです。

 

ものすごくハードで、へとへとになるような
筋トレ系エクササイズのプログラムならば、
45分って、すごく長いですよね。

 

やりながら、
「あー早く終わらないかな」と、
ちらちら時計を見ちゃったりしませんか(笑)?

 

そして、それを90分も120分も続けてやったらどうなるか?

 

翌日、全身が痛くて痛くて、
起き上がることすらできないかもしれませんよね。

 

わたしのセラピーでは、
もちろんクライアントさんに腹筋やスクワットをしてもらったりはしませんが(笑)、
神経系レベルには、激しいワークアウトと同じくらいの影響があります。

 

なので、ただ45分間座って(あるいは横になって)、
静かに自分の内側に意識を向けているだけなのに、
ものすごく号泣する人がいたり、
激しい身体反応が起こる人がいたり、
セラピーが終わったときに、
「フルマラソンを走った後みたいです」とか、
「ずっと温泉に浸かってたみたいでした」とか、
「あー、こっちに戻ってきました」とか、
いろんな感想が、クライアントさんの口から出てくるんです。

 

(ちなみに、時間感覚も、結構ゆがみます。
「えーもう45分経ったんですか?」と言われることも、
「まだ45分しか経っていないんですか?」と言われることも、両方ありますね)

 

これはすべて、
とても深い神経系レベルに働きかけているからこそ、起こることです。

 

そして、深い部分に働きかけるのであればあるほど、
少しずつやった方がいいんです。
なぜなら、急激な変化には、必ず反動が起こるからです。

 

あまりゆるめすぎると、
かえって身体は固まってしまうし、
急に安心感に浸り過ぎると、
より大きな恐怖が出てくることもあります。
だから、ゆっくりゆっくり、
少しずつ行うのが、
一番確実で、安全で、早く効果が出る方法です。

 

だからわたしは、45分のセラピーは、かなり長いと思っています。
(時々、30分でもいいなあと思うくらいです 笑)

 

ちなみに、最近わたしのセッションで、
始めに、「45分って、短いと思います・・・」とおっしゃったある方は、
セラピーが終わった時に訊ねてみたら、
「全然短くありませんでした」という感想でした(笑)。

 

機会があれば、あなたもどうぞ、
その、「45分で充分長い」セラピーを体験しにきてくださいね。

 


一般的な心理療法って、こんなイメージでしょうか・・・・(笑)。

 

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