前回の記事の続きです。
それがうつや自分責めなどの精神的なものであれ、
めまいやパニックなどの身体的なものであれ、
症状は、
それを抱えている時間が長ければ長いほど
どんどん固定していくので、
症状が出てから、セラピーを受けるまでの時間が短ければ短いほど、
時間とお金の節約になるという話でした。
今回はさらに、
セラピーを早く受けた方がいい
2番目の理由について
お話しします。
わたしのところには、
何年も何年も
心療内科やカウンセラー巡りをしたあとに
きてくださるクライアントさんも、
多いです。
そういう方の中には、
以前受けていたカウンセリングが、
傾聴や精神分析など、
会話中心のものだった場合、
常に頭を働かせたり、
分析をする癖が
ついてしまっている方が
一定数います。
話すこと、
話を聴いてもらうことは、
もちろん癒しには欠かせないのですが、
話をするだけでは、
本当の、
根底からの癒しには
ならないことも
事実です。
クライアントさんの会話の中身は、
セラピー中にわたしが聴いていることの
ごく一部にすぎません。
わたしが常に耳を澄ませているのは、
クライアントさんの、身体を含めた
全存在が語る声です。
そして、その声を、
クライアントさん自身が聴けるように
サポートするのが、
わたしの仕事です。
でも、
言語でのセラピーに慣れてしまうと、
頭が常に邪魔をして、
なかなか身体感覚を感じられなかったり、
過去にさまざまなセラピー経験があると、
セラピー中に無意識に、
「今この人はこの技法を使ってるんだろうな」とか、
「前のセラピストだったら、この時こんなことを言っただろうな」とか、
不必要な分析が頭に浮かび、
身体の声を聴くという
シンプルなプロセスに
とどまり続けるのが
大変だったりします。
それが何であれ、
ある手法を長年学んだあとに、
まったく違う手法を身につけようとするのは、
まっさらな状態で学ぶよりも、
何倍も難しいです。
わたしがかつて、
外国から講師を招いて
身体心理療法のトレーニングを行っていたとき、
その技法を身につけるのに
最も苦労していたのは、
大学の先生など、
すでにベテランの心理士さんたちでした。
(クラシックピアノの訓練をずっと受けたピアニストが、
ジャズピアニストに転身するのが
ものすごく難しいことは、
想像がつくかと思います。
クラシックの訓練には、
ジャズには欠かせない
リズム感や即興という要素が
ほぼ皆無なので)
なので、
長年心療内科やセラピストめぐりをする前に、
本当に効果のある療法や
本当に実力のあるセラピストに
巡り合えた人は
すごくラッキーです。
で、
良いセラピストを選ぶときに
何よりも頼りになるのは、
実際にセラピーを受けた人からの
口コミです。
ポイントは、
「実際に受けたことがある人」。
別のプロからの紹介とか、
また聞きとかではなく、
サービスを利用したことがある
本人からの口コミほど
頼りになるものはありません。
あなたがもし
心身の不調を抱えているのでしたら
一刻も早く、一歩を踏み出して
(自分で行動することが
何よりも大切です)
自分にぴったりの
信頼できるセラピストを
見つけることができますように。
(わたしもその候補の一人になれたら
本当に光栄に思います)
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