生殺与奪の権を他人に握らせなければ、世界はあっという間に変わります


わたしは今でこそ、癒しに関わる仕事をしていますが、
元新聞記者なので、
一皮剥けば、かなりとんがっています。
(もうバレてますよね・・笑)
Facebookのフィードでは、
時事ネタのシェアも多いです。

 

そして、わりと日常的に、
政治や経済のことを考えています。

 

というわけで、わたくし、
先日の東京都議選の投票率が、 50%を下回ったと知って以来、
実は、かなりブチ切れております(−_−;)。

 

 

それは、
日本の首都に住む大人の半数以上が、
日々、
自分の頭で考えることを放棄して
生きているということだと、わたしは思うからです。

 

 

わたしの大好きな漫画、
鬼滅の刃の1巻・第一話で、
わたしの一押しキャラである冨岡義勇が、
(ちなみに善逸も好きです 笑)
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」と、
炭治郎に向けてどなるシーンがあります。

 

 

何に税金をかけるか、
(わたしは、消費税は愚の骨頂だと思っています)
税率を何%にするか、
自分たちが払っている税金を、何に使うか、
保育園を増やすのか、ダムや大きな建物を立て続けるのか、
人々に対する監視や管理を強めるのか、人の自由意志やプライバシーを尊重するのか。

 

そういった、自分の生活に直結するさまざまなことを決定するのが、
民主国家であるこの国では、国会や地方議会であり、
その、政策決定に関わる人間=議員を、選ぶ唯一の機会である、
選挙に行かないというのは、
自分の生殺与奪の権を、
他人に握らせるのと同じ
だと、
わたしは考えています。

 

 

大事なことなので、繰り返します。

 

 

選挙に行かないというのは、
自分たちの生活をより良いものにする
(あるいは、より悪いものにするのを防ぐ) 機会を、
自ら放棄している、
つまり、
生殺与奪の権を、他人に握らせている ということです。

 

 

炭治郎は、
生殺与奪の権を自分の手に取り戻すため、
血を吐くような鍛錬を積み、剣士になります。

 

でも、わたしたちには、
炭治郎のような労苦は必要ないんですよ。

 

先人が苦労して、
どんな国民にも平等に、一票が与えられる世の中を作ってくれたおかげで、
(これは決して、当たり前のことではないのは、
歴史を紐解けば、 あるいは、世界を見渡せば、すぐに分かります)
わたしたちは、ただ、投票所に行って、 一票を投じるだけでいいんです。

 

「わたしなんかが一票を投じても、何も変わらない。
政権なんて、交代できるわけがない」 とは、
ゆめゆめ思わないでくださいね。

 

 

わたしの尊敬する女性装の東大教授・安冨歩さんは、
(彼女は何度も選挙に出ています
かつて、こう言っていました。

 

「決して絶望してはいけません。
奴らは、絶望を食い物にして成長する怪物だからです」  

 

 

わたしたちは、ある意味、絶望するように仕向けられています。

 

学校では成績だけで評価され、
成績の悪い自分は生きている価値などないと思い込まされ、
一握りの人間が富と権力を握る社会で、 大多数の人が、
いくら働いても苦しい生活からは抜け出せないと、 思い込まされています。

 

 

でも、 それ、嘘ですから。
↑ ここ強調

 

 

そう「思い込まされて」いるだけです。

 

 

わたしたち、一人一人に、
より良い世界を作る力が、ちゃんとあるんですよ。

 

 

投票率5割ということは、
今の政権与党が選挙で過半数を取っていたとしても、
実際には、有権者の25%からしか、支持されていないということです。

 

 

もし、わたしたち全員が、
生殺与奪の権を他人に任せるのをやめて、
ちゃんと投票に行けば、
そして、今まで投票しなかった5割の人が、
まともな候補者に票を入れれば、
政権なんて、簡単にひっくり返ります。  

 

 

「政治に興味を持つなんて、カッコ悪い」
「政治の話をすると、変人扱いされる」

 

わたしたちは、学校教育全体を通じ、
社会に出てからも、 そう信じ込まされてきました。

 

 

でも、安富さんはこう言っています。

 

「政治に興味がないということほど、強烈な政治的行為はありません。
それは、このシステムの空虚な作動に、
我が身と、そして子どもたちを、捧げる、
という信仰告白に他ならないのです」

 

 

本当に、その通りです。

 

その意味で、今の学校教育は、
支配層にとって都合の良い人間を量産することに、 見事に成功しています。

 

 

ドイツやスウェーデンのように、
しっかりとした有権者教育がある国とは違い、
自分たちで、世界は変えられること、
そのために選挙というシステムがあることなど、
わたしたちは、ろくに教わってきていませんから。

 

 

でもね。

 

 

そろそろ、そんな信仰告白をやめて、
生殺与奪の権を、自分の手に取り戻しませんか。

 

 

選挙に、行きましょう。  

 

 

そして、その際には必ず、
自分で候補者のことを調べて、
自分が、希望を託せる人に一票を入れてください。

 

 

そういう人が自分の選挙区に見つからなければ、
(残念ながら、そういうケースは多いことでしょう)
「こいつだけは絶対当選させたくない」という人を選んで、
その人以外の、一番当選確率が高そうな人に、 一票を投じてください。

 

 

そして、候補者のことを調べる際には、
マスコミの言うことは、鵜呑みにしてはいけません。

 

 

マスコミは、真実を報道しません。  

 

 

それは、日本を代表する全国紙のひとつで、
6年間記者をしていたわたしが言うのだから、
間違いありません。

 

 

マスコミがすくいあげる、世の中のニュースは、
世の中全体で起きていることの、1割にも満たないと、
わたしは思っています。

 

 

報道内容は、ものすごく偏っているし、
マスコミの意識が向いているのは、
一般市民ではなく、 権威(国家、大学、自治体、政治家、専門家など)、
そして、他のマスコミです。

 

コロナウイルスのことだって、
ワクチンのことだって、
真実は、 マスコミの報道だけでは、決してわかりません。
こちらのページを、ぜひお読みください)

 

 

選挙の時だって、
多くの場合、 マスコミが取り上げるのは、
大きな政党公認か、推薦の候補者だけです。

 

その他の候補者は、「泡沫」として切り捨てられる。

 

でも、その「泡沫」扱いされている候補者の中にこそ、
この世をより良い方向に変えていける、
素晴らしい逸材がいる可能性があります。

 

 

畠山理仁さんというジャーナリストは、
選挙のたびに、 そういう、「泡沫」扱いされている候補者全員に取材し、
記事にするという 本当に素晴らしい仕事をされています。
(開高健ノンフィクション賞を受賞した、彼の選挙ルポルタージュはこちらです)

 

今回の都知事選に関しても、素晴らしい記事を書いていらっしゃいますので、
ぜひぜひ、お読みください。

東京都議会議員選挙でまず伝えるべき結果は「投票に行った有権者、過半数に届かず」だ!

 

そして、
「職場の上司から頼まれたから」
「うちの組合が推している候補だから」などの、
自分の意思とはまったく関係ない理由で、
誰かに、貴重な一票を投じないでください。  

 

 

もっと、自分の頭で考え、
自分の感覚が、信頼に値すると感じる人に、 投票するようにしましょう。

 

おりしも、今週末は、兵庫県知事選挙です。

 

あなたが兵庫県民だったら、 必ず、選挙に行ってくださいね。

 

わたしは、中川ちょうぞうさんを推していますが、
(彼のコロナに対する政策を読んで、わたしは涙が出ました・・・兵庫県民じゃありませんけど^^;)
もちろん、わたしの推薦する候補者に投票する必要はありません。

 

どうぞ、自分の頭とハートで判断してくださいね。

 

世間には、 この世の中をより良い場所にしようと、
それぞれの持ち場で奮闘している人がたくさんいます。

 

それぞれ、本当に貴重な活動をされていますが、
彼らが目指すことの中には、
国会(や地方議会)に送り込むメンバー次第で、
簡単に実現できることだって、たくさんあるんです。

 

 

だから、一生懸命ロビー活動をしたり、
陳情したり、
署名を集めたりする前に、
どうぞ選挙に行きましょう。

 

生殺与奪の権を他人に握らせなければ、
この世は、あっという間に変わりますよ。

 


義勇さんカッコいいo(^▽^)o。

 

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