最新号のナショジオ、全女性必読です


ものすごく久しぶりに、雑誌を買いました。

ナショナル・ジオグラフィック11月号「まるごと一冊 女性たちの世紀」です。

 

いやもう、素晴らしい特集でした。
ナショジオ誌上初めて、写真も文章も、全て女性の寄稿者によって作られたそうです。

 

今号で取り上げられているのは、
私の大好きなオプラ・ウィンフリー(米国では知らぬ人がいない黒人のテレビ司会者で、総資産は2730億円)や、ニュージーランドのアーダーン首相はもちろんのこと、

 

世界中の勇敢でパイオニアな女性たちのストーリーと写真が満載です。

 

仲間の修道女が司祭に何度もレイブされたことを告発したインドのシスターたち、
イスラム教徒の黒人女性として初めてフランスの自治体のトップに立った女性、
米国で黒人少年を射殺した犯人が無罪判決を受けたことをきっかけに「黒人の命も大切(BlackLives Matter)」という運動を始めた女性、
女性シェフで米国で初めてミシュランの三つ星を獲得し、その後乳がんを公表した女性、
児童婚させられた少女を何千人も婚姻解消させ、彼女たちを学校に戻す活動をしているマラウイの女性首長・・・などなど。
若い世代の女性もたくさん取り上げられています。

 

理系の女性たち、戦場に出た女性たちについての特集もあります。
わたしは決して女性が男性並みに戦場で戦うことを是とはしていないので、ちょっと複雑な気持ちではありましたが、
リケジョを含め、「オンナには無理」と思われているフィールドで活躍している女性はみなパイオニアなのだなと、これを読んで思いました。

 

虐殺後に男性が人口の2割まで減ったルワンダの特集ページもありました。

ルワンダは今や、世界でもっとも女性国会議員の比率が高い国になっていて(国会議員の6割が女性)、女性の地位が大幅に向上しているそうです。
全く知りませんでした。
(・・・より良い世の中を作るためには男は邪魔なんじゃね? 笑)

 

女性を何よりもインスパイアし、エンパワーするのは、パワフルでインスピレーショナルな他の女性たちの存在だと思います。

この特集では、100人以上のそういう女性たちに出会えます。

 

そしてこの雑誌で、「詐欺師症候群」という言葉を初めて知りました。

社会的に成功した女性がよく陥る状態で、
成功している自分を受け入れられず、自分の才能を疑い、自らを詐欺師のように感じて不安になる傾向だそうで、
女優のエマ・ワトソンもこれに悩んでいたということです。

 

女性はみな、自分にとても厳しい。大変な成功を収めてさえ、それを自分の実力として受け取らない。
あのジャシンダ・アーダーンでさえ、「私以上に私を批判する人はいない」と言っているくらいです。

 

それ、みんなでやめましょう。

 

私も昔は完全にそうでしたが、
数年前に、自分の辞書から「私なんて」という言葉を抹消しました。

 

今の私の辞書に載っているのは、例えば以下のような言葉です。

 

私ってすごい。
私は、とってもよくやっている。
私は世の中に、私にしかできないやり方で貢献している。
私は、いるだけで賞賛され、愛される存在である。

 

これ、全人類にとっての真実ですからね。
(もちろん、女性にとっても!)

 

この雑誌は、女性にそれを思い出させてくれる、格好のリマインダーになるに違いありません。
一家に一冊、常備しておくのをオススメします(笑)。

 

読んだかた、ぜひいつか感想を語り合いましょう!

 

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