皆様、
こんにちは。
どういう風の吹き回しか、最近、自分の中から書きたいことがあふれてくる今日この頃です。なぜかは分かりませんが、今はどこかとうまくチャンネルがつながってるんですね。おそらくずっと続くわけではないでしょうから(笑)、つながっているうちにまとめていろんなことを書いておこうと思います。
さて、本題です。
生きていれば、周りのいろんな人が、本当にいろんなことをアドバイスしてきますよね。こちらからアドバイスを求めて、それに対して答えてくれる場合もあるでしょうし、別に何の助言を求めているわけではなくても、向こうから勝手にいろいろ言ってくることもある。特に親というのは、子どもにいろいろ言いたがるものです。私も小さいときにしょっちゅう親から、「こんなこと、親以外は誰も言ってくれないよ!」という枕詞と共にがんがん自分の欠点を指摘されましたが、それって本当に嫌でした・・・(泣)。人間って本当に、他人の欠点は良く見えるんですよね。だから他の人について口であれこれ言うのって実に簡単なのです。
・・・本当は、人からのアドバイスなど、そもそも全然聞かなくてもいいんだと思います(爆)。
だって、自分にとっての真実は、自分の中からしか出てこないんですから。
ただ、誰かから何かを助言されて、相手の言うことにも一理あると思い、その助言を取り入れようかどうか迷うときには、一瞬でそれを判断できる、絶対に間違いのない方法があります。大サービスで、ここでお伝えしちゃいます。
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そのアドバイスをしてくる人自身が、幸せに生きているか否か。
それを判断基準にしてください。
だって、普通に考えたら当たり前のことですよね。
幸せに生きていない人がよしとする助言を鵜呑みにして実行しても、おそらく自分も幸せになれないです。例えば、不登校の子どもがいて、親がその子に、「学校に行けないならお前の人生終わりだから、絶対に学校に行け」と言ったとします。
・・・本当かね?
おそらく、そう信じている親御さんは、自分自身がそれほど幸せじゃないんだと思います。だって、その親御さんの信じている幸せが、学歴だったり、学歴にともなう良い会社だったり、周りからの評価だったりするのならば、そのお父さんやお母さんは、あんまり幸せではないんじゃないでしょうか。(だって、自己評価の基準がすべて外部から来ているってことですからね)そして、自分が幸せではない人の言葉を鵜呑みにして行動すると、あまり良い結果にならないのは当たり前ですよね。
・・・もうひとつ、アドバイスがあまり役に立たないのは、自分が幸せな人ほど、そもそもあんまり他人にアドバイスして回ったりしないからです。周りの人たちをようく観察してみてください。きっとそうだと分かると思います。
・・・なので、誰かに何かを助言されたら、とりあえずその人に、「あなたは今幸せですか?」と聞いてみましょう。
そのときに、「それが今一体何の関係があるんだ!」と怒りだしたり、「幸せに決まってる!」と口では言いながらも眉間に皺がよってたりする人のアドバイスは、正直、全然聞かなくても大丈夫です(笑)。
私の大好きな植松努さんが、彼の著作「NASAより宇宙に近い町工場」で、中学生の時の進路相談で、「将来ロケットを作る仕事がしたい」と答えたら、先生に「芦別に生まれた時点で無理だ」と言われたという話を書いています。
・・・本当に、とんでもないアドバイスです。
私は、生きる意欲をつぶされたいろんな若者と接してきているので、「何かをしたい」という気持ちが自分の中にちゃんと育っている(残っている)ことの大切さを本当によく分かっています。ちょっと脱線しますが、先日、スクールカウンセラーをしている学校で中学2年生の保護者の方を対象に同じ話をしたんですが、子育てって、子どもが「これをしたい」という気持ちを失っていない限り、それだけでうまく行っているんだと思います。だって、生きる意欲だけは、外側から押しつけることが絶対にできませんから。それがつぶれずに育ってくれたというだけで、子育ては大成功なのです。
中学時代の植松さんにこんなひどいアドバイスをして、彼の夢をつぶそうとした先生は、きっと先生自身が全然幸せじゃなかったんでしょうね。そして、そんな先生の言葉で夢をつぶされなかった植松さんは、本当に素晴らしいと思います。
・・・・と、ここまで書いて、我が身を振り返ってみました。・・・私、自分の夫に、本当に余計なアドバイスいっぱいしてきたなあ。言うは易く、行うは難し。・・・夫よ、ホントにごめん。
また積丹ブルーの海を見にいきたいなあ。(写真は去年のものです)
今日もどうぞ良い一日を。