ニョロニョロに会いにいく


すごいでしょ、この風景。まさにムーミンに出てくるニョロニョロさんたちです。

これは、氷筍(ひょうじゅん)といいます。一定の温度に保たれた風のない洞窟でのみ育つことができる、氷の柱の大群です。
この珍しい氷筍さんたちに会いに、この週末、友人に伊達市大滝まで連れて行ってもらいました。

遠くに徳舜瞥山をのぞみつつ、なだらかな丘を登っていきます。

この週末は結構天候が変わりやすかったのですが、こういう絶景の写真ポイントではちゃんと晴れるところ、我ながらほれぼれするほどの晴れ女ぶりです(しつこいって 笑)。

途中、森の中を抜け……、

岩や木の隙間をくぐり……、

歩くこと40分、ついに洞窟にたどりつきました!
いきなり目に飛び込んで来たのは、この光景です。

くもりひとつない、透明なニョロニョロさんたちが無数に立ち並んでいます。月並みですが、息を飲むほどの美しさでした。自然が作り出す造形は、どんなすぐれた芸術家にもかないませんよね。

洞窟の一番奥からの眺めはこんな感じ。

光が射し込むと、本当に幻想的で、この世のものとは思えません。

近づいてよく見ると、妙に人間くさいニョロニョロさんたち(笑)。なんだか集団でおしゃべりしてるみたいですよね。

のっぽさんやふとっちょさん。

洞窟の天井には、こんなに美しい氷の結晶も。本物のクリスタルみたいでした。

洞窟を堪能したあと、洞窟の前で温かい紅茶とにょろにょろクッキーをいただきました。

可愛くて食べるのが可哀想でしたが、ええ、もちろんいただきましたとも(笑)。ごちそうさまでした。

私たちを洞窟に案内してくださった、大滝アウトドアアドベンチャーズの酒井さんです。

ツアー終了後、センターに戻っておしゃべりしていたら、何と彼は私と同じカリフォルニアの大学院(CIIS)に行っていたことが判明。まさかこんなところであんなマイナーな大学院(でも世界一いい学校だと思っていますが 笑)の関係者に会うとは思ってもみず、本当にびっくりしました。世間は本当に狭いです。

北海道に住んでからもう通算で10年以上になりますが、まだまだ知らない素晴らしい自然の宝庫なのだなあとしみじみ感じた週末でした。北海道万歳!
もちろん、前日は近くの温泉に泊まり、札幌に戻る途中にも別の温泉に浸かってから帰宅しました。
Mちゃん、旅行の企画どうもありがとう。

酒井さんのニョロニョロツアーは3月下旬までやっていますので、皆さんも機会があればぜひ参加してみてくださいね。感動すること間違いなしです。