さて、先日携帯をなくしたばかりの私ですが、
今日はもっと大きな失敗をしてしまいました。
今日の午後、私が審議委員をさせていただいている在札某テレビ局の番組審議委員会と新年会がグランドホテルであり、
私も久しぶりにワインなどを飲んで、いい気分でホテルを後にし、
通りかかったパルコのセールで、酔いの勢いもあってバーゲンのセーターを4枚もまとめ買いし、
良い気分なので、家まで歩いて帰ろう…とポールタウンをすすきのに向かっている途中に、お手洗いに立ち寄りました。
バーゲンの買い物袋、番審のおみやげのお菓子の袋、書類が入った袋、暑くて脱いだコートなど、大荷物を抱えてお手洗いを出たときに、
一番大切なショルダーバッグを置き忘れてきてしまいました……。
中にはクレジットカードや免許証の入った財布、大事な大事なスケジュール帳、そしてなくしたばかりの携帯電話など、なくなったら致命的なものばかり入っていました。
それに気づいたのは、すすきの駅の出口から地上に出た10分後。
大慌てでポールタウンを全力で駆け戻り(酔ってる上に荷物が多くて死ぬかと思いました。やっぱり毎日体を鍛えようと心に決めました)、トイレに行きましたが、鞄はありません。
でも、血相を変えて飛び込んできた私に、洗面台に向かっていた女性が「ひょっとして鞄をお忘れですか?今女の子が、どこかに届けるといって持っていきましたよ」と声をかけてくれました。
あわてて、地下鉄の駅の窓口に行きましたが、そこには届いていませんでした。「ポールタウンの防災センターじゃないかな?」といわれ、狸小路近くの防災センターへまた駆け足です。
……そうしたらそこには、私のショルダーバックがちゃんと届いていました。
……あれほどほっとしたことはありません。
係の方に、どなたが届けてくれたか聞きましたが、「鞄を置いてぱっと行ってしまった」ということで、お礼をすることはできませんでした。
この場を借りて、拾って届けてくださった方にお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
このご時世、あんな貴重品満載のものをちゃんと届けてくださるなんて、本当に日本はまだまだ捨てたものではないですね。アメリカだったらまず絶対になくしたものは出てきませんから。
この間、およそ30分。すっかり汗びっしょりで疲労困憊したので、タクシーを拾って自宅に戻りました(「タクシー券をもらっていたんなら最初からそうすればよかったんだ」と夫に怒られちゃいました)。
でも、こういう時って、何となく直感が働くものですね。鞄を忘れたことに気づいて真っ青になりながらも、心のどこかでは「絶対に大丈夫」という予感がありました。
宇宙から守られてるな……と実感した出来事でした。
……えっ、その前に、もうちょっと緊張感を持って日々暮らせって?
はい、仰せの通りです。すみません。
今年の目標に「指差し確認」も入れることにしたいと思います……。