暴風雪で帰宅難民


いやあ、昨日の札幌の暴風雪はすごかったです。

今朝の新聞を見ると、昨日の降雪量は100センチを超えたそう。一日で1メートルも積もったことになります。おかげで、昨日・今日と、めったにない体験をしてしまいました。

昨日は朝から一日中セッションを行い、夜、帰宅のため駐車場へ行って自分の車を見て呆然としてしまいました。車の周囲に雪が吹きだまり、フロントガラスにも屋根にも雪が50センチほど積もっていたのです。まるで一か月くらい放置しておいたような姿。車に近づくのがまず一苦労でした。

ふくらはぎまで雪に埋もれながら、何とか車に近づいてドアを開けたのはいいのですが、雪が多すぎてドアが閉まりません。ドアを開けたままエンジンをかけ、一メートルほど前進して吹きだまりから抜け出し、そこでようやく車の除雪にとりかかることができました。

屋根や窓の雪を払い、ガラスにこびりついた氷をこそげ取り、やっと発進。地下鉄の駅で家族を拾い、遅い夕食を摂ろうとあるレストランの駐車場に入ろうとして、そこで雪にはまってしまいました(笑)。前にも後ろにも、どうしても進むことができません。幸いスコップとヘルパーを車に積んであったので、車輪の周囲の雪をスコップでかき出し、ヘルパーを車輪の前に敷き、一人が後ろから車を押して、10分ほどしてようやくそこを抜け出しました。でも店の玄関へ行くと、もう閉店の看板が(笑)。仕方がないので、終夜営業のファミレスへ。そこを出て家へ向かうと、とんでもないことが待ち受けていました。

我が家は坂道の上にあるのですが、その道の除雪がまったくされていなかったのです。おかげで幹線道路からその道に入るや否や、また雪にはまって身動きが取れなくなってしまいました。そこは道路というより、まるで雪の積もった空き地のような状態。ここから家までの数百メートルを、スコップで掘り進むのはどう考えても不可能な上、はまった場所も悪く、路肩に車を乗り捨てて家まで歩くこともできません。

仕方がないので、またスコップで雪を掘り、何とかかんとか元の道へ戻り、我々が向かったのは中島公園の私のオフィスでした。仕事場の床に寝袋を敷いて一夜を過ごし、今朝、幸い夜中のうちに除雪された坂道を上がって我が家にたどり着きました。着いたら着いたで、家の前の除雪をしなければ玄関も開けられないような状態(笑)。庭に面した窓は半分くらいまで雪で埋まっていました。

・・・網戸の隙間にも雪が(笑)。
取り替えたばかりの風呂場の蛇口が再び凍結していなかったのが不幸中の幸いでした。

今日は、天気は悪くありませんでしたが、風か強く、昨日の雪があちこちで吹きだまりを作り、車が立ち往生しているのを見かけました。そして夕方外出先から戻ってくると、例の坂道の途中で再び吹きだまりに阻まれ、それ以上私の軽自動車では進めなくなりました。仕方なく、今度は車を路肩に乗り捨て、家まで歩いて帰りました。帰宅して家族に事情を話したら、すぐにスノーダンプを持って車を救出しに行ってくれましたが。一人暮らしじゃなくて良かった(笑)。

・・・久しぶりに、札幌の冬の猛威を体験しました。やっぱり自然ってあなどれませんね。こういう体験をすると、人類が地球を支配していると考えるのはおこがましいなと実感します。

明日もかなり冷え込むようです。自宅で眠れることに感謝しつつ、今夜はきちんと水抜きしてから休むことにしましょう。
皆さんも水道管凍結にはどうを気をつけてくださいね(笑)。