呪いが解けたときに、起きること


今週
セッションの翌日に、
あるクライアントさん(Mさん)から
こんなメールをいただきました。

 

ちえこ先生おはようございます!
今日は起きたら身体がとても軽いです!!

 

あと、なんか、人全般への恐怖が、
昨日までとは、全然違う感じなんです。

 

特に、職場や職場の人たちのことを思い出してしまっても、
昨日までふと思い出しただけで、
こわばってしまっていたのに、
なんなら、今なら、
職場の最寄り駅まで行けそう。
(これまで、職場近くの電車路線すら使えない状態)

 

!!??って感じです。

 

とりあえず、驚きと感動をご報告したくて、メールしました!!

 

(中略)

呪いがとけると、
なんだか人が人に見える感じがします。
(今まで、なんやったんやという話ですが)

 

 

Mさんは、
今期の100日プログラムを受けてくださっている女性ですが、
今週のセラピーで、
彼女に
ものすごい変容が起きました。

 

 

本人のメールにもありますが、
要は、
「呪いが解けた」
んです。

 

 

彼女にかけられていた呪いは、
「わたしさえ頑張れば、
今度こそ、
わたしの家族は
わたしを愛してくれるだろう」
でした。

 

 

上の言葉を文章で読むと、
「へ?」
「そんなん無理ゲーなの、当たり前じゃん」
ってすぐに気づく人も
結構いることでしょう。

 

 

そう、
わたしたちはみな、
頭ではわかってるんです。

 

 

自分がどんなに頑張っても
親は
(特に、わたしのクライアントさんたちが持つような
いわゆる「毒親」は)
自分が愛して欲しいようには
自分のことを愛してくれることは
決してないということを。

 

 

でも、
わたしたちの中にまだ
生き生きと生きている
ちいさな子どもは
それを知りません。

 

 

だって、
この呪いを
幼いころから
それこそ繰り返し繰り返し
言語、非言語の両方で
叩き込まれてきてるんですから。

 

 

もう、
骨の髄までそれが
染み付いちゃってますから。

 

 

呪いは、
身体化されているから
呪いなのです。

 

 

だからその呪いは
いくら言葉で説得しても
頭で理解しても
全然解けないのです。

 

(1回で派手にブレイクスルーが起きるような
激しいワークをやったとしても
しばらくすると
元に戻ってしまうのも
そのせいです)

 

 

そして
その呪いがやっかいなのは
なぜか
自分が欲しい愛は
自分の親からしかもらえないと
思い込まされていることです。

 

 

(ちいさな子どもにとっては
親=宇宙全体なので
無理もないことですが)

 

 

この
深い深い呪いをほどくのは
一朝一夕には
いきません。

 

 

少しずつ少しずつ
身体レベルで
もう自分を脅かす存在が
自分と同じ空間には
いないことに気づく。

 

 

自分はすでに立派な大人で
自分の手で掴み取った
安全な環境が
自分の周りにあることに気づく。

 

 

その積み重ねで
ある日
身体レベルで
ようやく真実を聴く準備が
整うんです。

 

 

そうなれば
セラピストの
本当の出番です。

 

 

呪いを解くには
ゆるふわな存在感では
絶対に無理です。

 

 

このときは
わたしが豊富に持つ
火の要素が
すごく役に立ちます。

 

 

橋は
一気に
焼き切らねばなりません。

 

 

さもないと
小さな子どもは
何度でも何度でも
その呪いの地に
戻ろうとしてしまうから。

 

 

自分が求める愛は
そこにしかないという洗脳に
引きずりこまれてしまうから。

 

 

(この 引きずり戻そうとするパワーは
本当に強大で、
絶対に
なめてはいけません)

 

 

橋が焼かれると
もちろん
小さな子どもは
号泣します。

 

 

その
号泣している小さな子どもを
1人にしないのも
セラピストの
大切な仕事です。

 

 

ものすごくたくさんの感情が
そこにはあるのですが
その一方で
呪いが解けると
身体は一気に
楽になります。

 

 

Mさんも
号泣しながらも
首の後ろの焼かれるような痛みが
即座に軽くなり、
背中全体が
一気に温かくなりました。

 

 

意識レベルで
どれほどの抵抗があろうが
身体はすぐに
呪いが解けたことを
祝福してくれるんです。

 

 

そして翌朝目が覚めると
世界がまったく
違って見える。

 

 

(これまで 人が人に見えていなかったというのにも
びっくりですが 笑。
これも 呪いが解けて初めて
気づくんですよね)

 

 

あとはもう、
その新しい世界に
自分を少しずつ
馴染ませていくだけで OKです。

 

 

Mさん、
あなたのおかげで
世界がまた少しだけ
安全な場所になりました。

 

 

本当に、
ありがとうございます。

 

 

この旅路が
並大抵のものではないことを
わたしはよく知っているので、
全人類を代表して(笑)
感謝を申し上げます。

 

 

自分を癒そうと決意した
何年か(何ヶ月か)前の自分を
どうぞ 思い切り褒めてください。

 

 

そして
人がモンスターではなく
人にちゃんと見える
安全な世界を
楽しんでくださいね。

 


橋の向こう側には、もう戻らなくて大丈夫。

 

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