本当にありがたいことに、
わたしは現在、
経済的な不安からは
ほぼ解放されていますが、
「お金研究」は、
今でもずっと、
わたしのライフワークです。
大好きな坂口恭平さんが、
「独立国家のつくりかた」という本の冒頭で、
根源的な質問を８つ書いているのですが、
その中のいくつかは、
わたしもずっと、
疑問に感じていることです。
「なぜ人間だけがお金がないと生きのびることができないのか。
そして、それは本当なのか」
「僕たちがお金と呼んでいるものは日本銀行が発行している債券なのに、
なぜ人間は日本銀行券をもらうと涙を流してまで喜んでしまうのか」
「庭にビワやミカンの木があるのに、
なぜ人間はお金がないと死ぬと勝手に思い込んでいるのか」
・・・・・いやはや、
実に本質的な問いかけですね（笑）。
わたしも、
ただの紙切れや金属の固まりにすぎない、
非常時に飲み食いすることもできない
お金というものが、
なぜここまで人類を振り回すことができるのか
ずっと疑問に思ってきました。
そんなものに振り回されたくないから
ある程度の経済的な自由を
手に入れたわけですが、
今でも不思議なのは、
この世には、
「こうすればお金が稼げる！」 というノウハウは溢れているのに、
（そしてみな、そのノウハウには飛びつくのに）
肝心な、
「稼いだお金を、どう使うか」 については
ほぼ誰も教えてくれないことです。
お金というのはもちろん、
手段に過ぎません。
坂口さんの言う通り、
お金はただの債券なので、
食べられないし、着られないし、住めません。
（百歩譲って、 焚き付けくらいには使えるかもしれませんが 笑）
だとしたら、
その債券をどう集めるかよりも、
それを、どのように用いたら
真に充実した人生をおくれるかのほうが、
何千倍も大切なはずです。
なのにみな、
稼ぐことにばかり熱心で、
使い方には無頓着。
お金がたくさん手に入ったときに
人が取りがちな行動は、
家を建てる、
高級車を買う、
高級ブランド品で身を固める、
五つ星レストランで食事する、
高級ホテルのスイートルームに泊まる、
ゴルフ三昧する、
エステ三昧する、
地中海でクルージングする・・・・、
せいぜい
その程度であるように、
わたしには見えます。
上に書いたものはすべて、
消費活動に過ぎません。
大好きなリン・ツイストも、
こちらの本で、
富裕層の一員だったときには、
休暇は近場での家族キャンプで十分楽しめるものを
わざわざ海外に旅行したり、
付き合いのために家にワインセラーを備えて
ワインの勉強をしてみたり、
子どもたちの面倒をシッターに任せきりで
最初に歩いた瞬間を見逃したりと、
「お金持ち」の体面と引き換えに、
多くのものを失ったと書いていました。
せっかく多くのお金を持っているのであれば
なおさら、
どのようにそれらを使えば、
自分の暮らしが真の意味で豊かになるのか、
よりよいお金の使い方こそを、
わたしたちは 学ぶ必要があると思います。
お金の使い方について
書かれている書物は
何冊かありますが、
その中でもわたしが好きなのは
以下の２冊です。
そして、 こちらのサイトも参考になりました。
https://haikyo-fudousan-toushika.vet/9987/
https://haikyo-fudousan-toushika.vet/9994/
（彼の考えすべてに賛同するわけではないです 笑）
また、 タイトルが直球の、こちらの本は
いかにも成功哲学的な論調がわたしの好みではありませんが、
考え方としては参考になる部分も多いので、
一応シェアしておきますね。
手元にあるお金を、
どう使うか。
これは本当に、
その人の人生に対する姿勢や哲学がすべて表れる、
生き方そのものだと言っても
過言ではありません。
あなたがたとえ
億万長者だろうが生活保護者だろうが、
自分の元にあるお金を
どう使うかは
完全にあなたの裁量に
任されているのです。
そして買い物は本当に、
一回一回が
投票。
センスの良い
お金の使い方をするのに
お金持ちか否かは
まったく関係ありません。
人間は何日か食べなくても
全然生きていけるのだから、
（こちらのシリーズをぜひお読みください）
もしあなたの予算に
限りがあるのならば、
安いジャンクフードを買うのではなく、
数日分の食費を
オーガニックの野菜や果物に使い、
それらをじっくり味わって食べる方が
よほど地球にも 自分の身体にも優しいですし、
同じ品物であれば
大型ショッピングモールで買うよりも、
地元の良心的な 個人商店や
友達のお店にお金を落とす方が、
そのお金は巡り巡って
あなたの生活を
ずっと豊かにしてくれるはずです。
そして、
上記の本に書かれたようなお金の使い方＝エネルギーの回し方を
心がければ、
自然とあなたの生活が
金銭的にも豊かになるのは
間違いありません。
ということで、
あなたもぜひ、
「自分の手元にある 大切なお金を
いかに使う＝循環させるか」 にフォーカスして、
暮らしてみてくださいね。
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