(Sさん 40代女性)
ちえこ先生のセラピーを初めて受けた日から約10か月がたちました。
それまでも、わけの分からない生き辛さ、
実家でのトラウマ、
ちっともうまくいかない子育てに悩み、
1年ほど心理カウンセリングを受け続けていましたが、
対話中心のカウンセリングに限界を感じ、
ちえこ先生の「本気でトラウマを解消したいあなたへ」を読みました。
以前から心と身体のつながりに興味を持っていた私は、
このセラピーがとても理にかなっていると思ったこと、
また長々と思い出を語る必要がないこと、
記憶がなくても大丈夫、というところに安心しました。
また、ちえこ先生のブログ「あなたの真実はただひとつ」を読んで、
どうしてもちえこ先生のセラピーを受けたいと思いました。
いつも自分自身の気持ちを周りから決めつけられて傷ついていた私にとって、
とても勇気づけられる内容だったからです。
《セラピーを受けてからの変化》
・全身のひどい凝りが改善されました。
1年前、体中が痛くて痛くて鍼灸院に行くと心療内科の受診をすすめられるほどだったのが、
時々痛むくらいになりました。
・友達へのメールの返信に1時間以上かかり、その日中に返せないこともざらだったのに、
今は伝えたい言葉がスムーズに出てくるようになりました。
・お酒をやめました。
飲酒の量も多く、誰かと仲良くなりたい時、自分の深い感情に触れたい時、ずっとお酒を頼りにしてきましたが、
やめようとしたわけではなくごく自然に、飲みたい気持ちが沸かなくなりました。
・嫌なことは断ることができるようになってきました。
今までは人の期待に応えることに必死でしたが、
今は目上の人やお世話になった人の誘いでも、
自分の気持ちを最優先して決めるようにしています。
・友達から、
「顔色が明るくなった」
「雰囲気がふわっとしてきた」
「会話の内容が変わった」
などと言われるようになりました。
・娘との関係が劇的に改善しました。
3歳の娘に癇癪を起されたくなくて、
いつも娘の言いなりになり、
言いたいことも言えずにビクビクしながら過ごしていましたが、
今は自分の思っていることを遠慮なく伝えられ、
娘もママの自由を認めてくれるようになり、
娘と穏やかに過ごせるようになりました。
・私の周りにやさしい人が増えました。
親からも、保育園の先生、病院でも、
「ダメなママ」と言われ続けてきましたが、
やさしく居心地の良い幼稚園に出会ったり、
自分の生きる世界がやさしくなりました。
・私の中に絶対的に欠けていた、
「悔しい」という感情が復活しました。
負けず嫌いの人が苦手で、
娘が悔し泣きをする度に体中に虫唾が走っていましたが、
自分の中にもこんなに悔しいという感情があったことに気づいた時、
嬉しくて大泣きしました。
そして悔しがる娘を見ても、
「すごい!」と心の底から共感できるようになりました。
・今まで無意識に、身体に悪いものや身体を酷使したり、
修行のような環境に身を置くことをすすんで選んでいましたが、
「私は癒されていい」という思いが沸き、
身体に良いことや、居心地の良い方を選ぶようになりました。
《セラピーを受けて感じていること》
自分ではもう手放したと思っていた感情や、
頭で考えているだけでは絶対に手が届かなかったと思う観念に気づけるのが不思議で、
いつも感動しています。
セラピーが終わる頃、
頭の中がフラットで「無」のような状態になる時でも、
先生と普通に会話ができるのも不思議でした。
頭の中でごちゃごちゃ考えずに話すのは、とても気持ちがいいです。
そしてずっと外に出てこられずにいた感情を見つけてあげると、
今まで抱えていた辛かった気持ちが浄化されて、
背中やお腹のあたりがぽっと温かくなるのが分かり、
自分の中にも安心感が広がっていきました。
また、親に対して持っていた「罪悪感」や「重荷」といった感覚が、
足かせをかけられている、重たい石を持たされているようなイメージとともに、
体を通して訴えかけてきた時は驚きました。
そして1番感動したのは、
セラピーの最後に自分の身体が軽く、
羽があったら飛んでいけそうなくらいの軽快さに包まれながらも、
足は地にしっかりついて循環したエネルギーが、
足裏から自分の中に入ってくるのを感じたことです。
自分の身体がこれほど気持ちの良い状態になれることが、
ただただ嬉しかったです。
ちえこ先生のセラピーでは、
心理テストなどでクライアントの症状をタイプ分けされることや、
診断されることがないので、
性格や状態を決めつけられないことが、
私にとってはとても心地よかったです。
自分をカテゴリー分けされないこと、
症状に目を向けるのではなく自分の感情と向き合うことが、
ただひたすら「私でいること」を目標にできるようになりました。
傷に向き合っている最中は嫌な感情が蘇りますが、
「自分のどんな感情も否定しないで歓迎する、
心の声を聴くことが自分を愛することだ」
と先生に教わり、
今の自分の反応や感情をそのまま感じてあげることで、
少しずつ自分を認めて許していくような体験につながっている気がします。
セラピーに慣れない初めの頃は緊張もしたし、
自分の感覚に自信が持てず、
頭で考えて今の自分の反応は正解か不正解だったのかを、
かなり気にしていました。
そして感動したセラピーの後は早く楽になりたい思いもあり、
ついつい「私、もう大丈夫!」と強く思い込み、
その直後に嫌なことがあったり、負の感情がよぎったりすると、
激しく落ち込むこともありました。
また、前回はこんなに良い状態で終わったのだから、今回はもっと良い状態にならないと!
と無意識にプレッシャーのようなものを感じたりもしていました。
セラピーの度に先生から
「無理に反応を起こそうとしなくていい」
「すっきりしないで終わってもいい」と言ってもらい、
まだ持っていたい感情はそのままで、
急かすことも急かされることもない、
ただその日に出てきてくれた自分の今の感情に寄り添う。
セラピーがそんなやさしい時間に変わっていきました。
そうして、「今日はやさしい店員さんに出会えた」
「今は身体が軽い!」というような、
小さな変化、気づきを大切にしていたら、
「敵だらけ」に思えた私の世界が、
少しずつ本当に少しずつやさしいものに変わっていきました。
《最後に》
内気で何年間もいじめられ、
家にも学校にも居場所のなかった小さな私も、
家を出て社会人になると水を得た魚のように、
男性並みにバリバリ働きました。
多少の生き辛さを感じながらも、
仕事が大好きで今では考えられないくらい生意気。
幼い頃のトラウマなんて私にはない!と信じ込み、
強い自分でいなければ、と、
何でも自分で解決してきました。
私はセラピーや癒しとは無縁と決めつけ、
何があっても耐えてきましたが、
出産してから闇に転がり落ちるように人生が激変。
今まで当たり前にできていたこともできなくなり、
それでも意地を張って悪あがきをしていたら、
遂に起き上がれなくなりました。
自分の弱さを認めて初めて人に頼ろうと、
2年前、泣きながら心理カウンセリングを受けることを決めました。
対話中心の心理カウンセリングでは、
生まれて初めて自分のエピソードを聞いてもらい、
たくさん原因探しをしました。
原因は分かったけども、
心や身体が楽になるような感覚はあまり感じられず、
娘の癇癪はどんどん激しくなっていきました。
そして1年前、娘につけられた傷を見ながら
「仕事も育児も人間関係も何にもうまくいかない。
親にも愛されなくて自分の子どもさえ愛せない。
こんなに生きるのが辛いならもうお空に上がりたい」
と絶望して毎晩泣きました。
どん底まで落ちた私の中に、
「いつか死ぬなら絶対このままでは人生終わらせたくない。
絶対に変わって残りの人生は幸せになりたい」
という強い意志が、
底から這いあがるように沸き上がりました。
私を自分との向き合いに導いてくれたのは娘でした。
問題行動ばかりで私を困らせる存在だった娘が、
実は私にとっての最大の応援者であり、
常に私の気づきのサポートをしてくれていたと気づいた時、
感謝と愛おしさで涙がとまりませんでした。
そして過去に葬り去ろうとした幼い頃の私、
あんな過酷な環境で誰にも助けてもらえず、
よく生き抜いてきたな、と胸が詰まります。
今私はセラピーを受けていることを周囲に堂々と伝えています。
自分自身の傷に向き合って癒しに取り組むことが、
勇気のある、自分を大切にする行為だと思っているからです。
こんなにも症状が改善されてきてはいても、
いまだに自分に未消化のまま眠るトラウマが身体にあるのも感じているし、
夜中に歯を食いしばって眠ったり、
身体がこわばったり、
将来も不安になることがあります。
ただ確実に1年前と違うのは、
今の私にあるのは、絶望ではなく希望だということです。
セラピーを始めたばかりの頃は、
自分に目を向けることができずに、
すぐ他の人の気持ちばかり考えてしまい、
ちえこ先生から、
「どうして他の人が出てくるの!自分に目を向けて!!」
と力強く言われるとも数回。
年上の女の人が苦手だった私は、
「ぎゃー怒られた!!」
と実は内心動揺していたこともありましたが、
いつも真っすぐで、
私に必要なこと、
本当に思っていることだけを言ってくれるちえこ先生の、
強さの中のやさしさに、
信頼して自分のトラウマと向き合うことができました。
いつも本当にありがとうございます。
身体にアクセスするセラピーは効果があるのではないか、
というはじめに感じた私の予感は当たっていました。
気持ちのいいことは私には似合わない、
と癒しやセラピーから一番遠いところにいた私が、
「私は癒されていい」という許可を自分に出せたことを、
今何よりも嬉しく感じています。
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