前回の続きです。
翌朝は、午前7時集合で、東川町の大雪山自然学校に向かいました。
今回の馬選挙の主役、ヤムちゃんに再会するためです。
街中の馬もいいけど、やはり馬は自然の中にいるのが一番ですね。
と言うか、今の街は、馬に優しくない=本当は人間にも全然優しくないですよね。
先生が馬を選挙に使う理由が改めて分かりました。
先生、さすが馬の扱いに慣れていらっしゃいます。
素敵です♡
先生が撮影班とロケをしている間、わたしと選対の三嶋さん、片岡さんの3人は、こんな絶景を見下ろす東屋でのんびりしていました。
「白ワイン飲みたい」と片岡さん。
確かに、ナパバレーのような風景です。
選挙中とは思えないまったり感でした(笑)。
この時の、私たちの会話。
藤原「片岡さんって、何の楽器がご専門でしたっけ?」
片岡「打楽器と鍵盤楽器です」
藤原「そっか。鍵盤楽器も打楽器ですもんね。ギターは?」
片岡「ギターは弾けません。でも演奏できますよ。
トランペットを叩いたこともありますよ」
(さすが打楽器奏者。打楽器奏者にとっては、テーブルでも岩でも、東松山駅前のカミオカンデでも、なんでも楽器になるんですよね)
・・とか、
藤原「わたし、ずっと夢だったことがあるんです。
安冨先生をわたしの車の助手席に乗せてマイケル・ジャクソンを聴きながらドライブするのが夢なんです」
三嶋さん「それは・・・」
片岡さん「むちゃくちゃ簡単に叶う夢じゃないですか」
藤原「えっ、そうなんですか??」
片岡さん「そんな、すぐにでも叶っちゃったら、夢を達成した後の人生が抜け殻になっちゃいませんかね?」
(結局、今回の密着ではわたしの夢は叶いませんでした。抜け殻にならないように神様が配慮してくれたんですかね 笑)
・・・といった、たわいもないバカ話をしているうちに、先生&撮影部隊が戻ってきました。
そこへタイミングよく、近くに住む支持者のみきさんが、「今日こちらにいると聞いたので」と現れ、枝つきのサクランボを差し入れてくださいました。
みんな大喜びで、あっという間になくなったので、みきさんは、
「あら〜、もっと採ってくればよかったわ〜。
このすぐ近くなんです。みんなで行きません?」と誘ってくださいましたが、
飛行機の時間があったので、一行は非常に残念がりつつ、空港へと旅立っていきました。
お見送りした後、わたしが代わりに、山ほどさくらんぼを収穫させていただきましたo(^▽^)o。
ありがとうございます。
今回の密着(ま、単なる追っかけ 笑)の最大の収穫は、たくさんの本当に素敵な人たちと知り合いになれたことでした。
わたしはもともと、自分が人生で何をやるかは最優先事項ではなくて、
わたしにとっていつも一番大切なのは、「誰とやるか」なのです。
自分の好きな人たちと一緒に何かができるのであれば、それが田植えでも、バンドでも、ゴミ拾いでも何でもいい。
like -minded(志を同じくする)な人たちと出会い、共に時間を過ごし、一緒に何かをやる。
それがわたしにとっては、人生最大の喜びです。
そして一緒にやることが、安冨先生の選挙のような、本当に意味があることだとしたら、
これ以上に幸せなことはありません。
今回はその意味で、わたしの魂が最も喜ぶ時間でした。
だから、こんなに楽しかったんだと思います。
政治って本来、これくらいワクワクできるものであるべきですよね。
だって、私たちの社会システムそのものを決めるのが政(まつりごと)なんだもの。
それは「祭り事」でもある。
本来、誰にとっても大切であり、神聖であり、楽しいもののはず。
安冨先生の首都圏の選挙運動で、素晴らしいフィドルを担当している、音楽家の田崎建さんが昨日、こんな素敵な記事を書いていました。
(ぜひぜひお読みください!)
今回密着して、つくづく分かったのは、
安冨先生たちは、本気で、当選を目指してませんでした。
選挙を通して、自分たちが望む社会のあり方を、
自分が心地良くいられる方法を、ただ見せているだけでした。
まさに、新橋駅前の演説で先生が訴えていたメッセージの通りに、彼女たちは生きている。
私たちが幸福だと感じる時、私たちは幸福です。
何かを手に入れても幸福にはなりません。
そして恐ろしいことに、怯えに支配された人間は、何を手に入れても何をやっても何も感じません。暇つぶしができるだけです。
暇つぶしをやめましょう。
自分たちが何を食べているのか感じましょう。
美味しいものを食べましょう。
気持ちのいい家に住みましょう。
楽しいことをやってください。
そのための心を取り戻しましょう。
「その結果として当選したら、その時にはすでに社会が変わっているってことなんですよ」(片岡さん)
本当に本当に、その通りです。
わたしが今回、ちょっとだけ先生の選挙をお手伝いして、決心したことがあります。
それは、
もっとギターを練習すること。
フルートもまた吹き始めること。
です((o(^∇^)o))。
音楽はいつでも、わたしの人生最大の喜びのひとつだからです。
そして次は、わたしもチンドン屋の一行に加わりたいですもの。
できれば娘も連れて。
また会える日まで(そして一緒に車でマイケル・ジャクソンを聴ける日まで 笑)わたしも美味しいものを食べ、気持ちのいい家に住み(わたしの小さなアパートの窓からは札幌の原生林が見えます)、楽しいことをやって暮らしたいと思います。
先生、みなさま、本当にありがとうございました!
先生と片岡さんとの3ショット。むちゃくちゃ勇気を出してリクエストしました。
しかも先生の手によるセルフィーです♡♡♡
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