前回の記事の続き。1年前の話です。
(2018・5・1記)
ダークルームでは毎日、午前と午後に2回ずつ、ホールに集まってジャスムヒーンさんと一緒に過ごす時間がありました。
彼女は稀代のストーリーテラーで、彼女の話は本当におもしろかったです。
瞑想中に出会ったアセンデッドマスターたちの話、幼少期の話、家族の話、ペットの話、現在のプラーナ生活に至るまでの道のり・・・などなど、彼女のストーリーは本当に多岐にわたり、
暗闇の中で彼女の話に耳を傾ける時間はわたしにとって、小さい子どもが暖炉のそばでおばあちゃんのお話を夢中になって聞くような、ワクワクする素晴らしい時間でした。
(その中の一つをシェアすると、
ペットの話の時、彼女は、罪人が来世で動物に生まれ変わるという仏教の教えては正しくないと言いました。
でも逆はあって、馬、犬、猫は、動物の中でも特別な意識を持っており、次の生で人間に生まれ変わることがあるそうです。
そして、彼女が以前飼っていた、素晴らしい猫〜猫として地球に来たのが最後で、来世で人間に生まれ変わる予定だった〜の話をしてくれました)
参加者の何気ない質問が、宇宙全体にまでつながる話に発展することも珍しくありませんでした。
そして時折、宇宙意識のチャネリングが自動的に始まります。
その時は彼女の声のトーンも変わり、使う言葉も変わり、語られる内容は深遠で、本当に魂が揺さぶられました。
(暗闇なのでノートも取れず、それらのメッセージの大半を忘れてしまったのが悔やまれます・・・)
彼女は本物のマスターなので、私たち一人一人の状態はおそらく完全に把握しており、
時々、ピンポイントで部屋の誰かに向けたメッセージが語られることもありました。
例えば、「この中に2人、どうしても恐怖を手放せないでいる人がいます。それがあなたであれば、自分が本当は何を怖がっているのか、自分の内側に聞いてごらんなさい」とか、
「身体が本当は水を欲しがっているのに、頭でこの9日間、水も飲まずに過ごそうと決めている人がいますね。その人はどうぞ、身体の声にしたがってください」などです。
(もちろん真っ暗なので、彼女が誰の方を見て話しているかは誰にも分からないのですが 笑)
このように、紛れもなく「聖者」の資格充分な彼女ですが、
(何十年も何も食べずに生きているということ自体、軽く常人の域を超えていますもんね)
彼女は、自分でも常々言っているように、
どこから見ても「グル」ではありませんでした。
そこがまさに、私がジャスムヒーンさんを心から敬愛するゆえんです。
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私はここ数年、女性のリーダーシップにとても興味を持っています。
今までの、男性性が主流の社会では、環境問題、戦争、貧困など、山積する地球の課題を解決することは不可能だと思っているからです。
私は非常にラッキーなことに、今回はたまたま女性に生まれついたのですが、
幼少期には女の子であることを全然祝福されない環境で育ち、
(いつも親から強制的に髪を刈り上げられ、やせっぽちで、可愛い格好もさせてもらえず、小学生の時はよく男の子に間違えられていました)
その後もずっと男性原理の競争社会に乗っかって生きてきて(一流大学、有名企業・・・etc)、
さらになんども流産を繰り返し、自力では子どもを産めなかったこともあり、自分の女性性にはずっとコンプレックスを抱いてきました。
でもあるとき、「自分の中の女性性を開花させよう」とはっきりと決意し、
これから師事するマスターは、必ず女性にしようと決めました。
そしてまず出会ったのが、ジャスムヒーンさんでした。
彼女から最初に教わったのは、「自分のことは自分で分かる」ということです。
ダークルームではまず、自分のプラーナ率をチェックすることから始まりました。
プラーナ率が100パーセント以上だったら、物理的な食べ物を摂取しなくても生きられる。
70パーセントだったら一日一食でも大丈夫だし、
30パーセントだったら一日二食でも大丈夫。
これは全て、自分で自分の身体に聞いて確かめることができます。
彼女からその手段として教わったのは、筋反射であるスウェイテスト(軽く膝を曲げた状態で立ち、質問した時に身体が前傾したらイエス、後傾したらノー)とオーリングテスト、そして呼吸でした。
私は筋反射系のテストはどうも苦手で、自分でやるとイエスかノーかが分からないことが多いのですが、
呼吸は非常に簡単でした。
あるセンテンスを心の中で繰り返しながら自分の呼吸に意識を向ける。
呼吸が深くなれば答えはイエス、浅くなったり苦しくなったりすればノー。
ものすごーくシンプル。
間違えようがありません(笑)。
本来、自分の真実の声を聞くって、これくらい簡単なことなんです。
それなのに人間はつい、頭の中であーだこーだと分析を始めたり、比較したり予測したりして、自分の本当の声を聞けなくなってしまう。
そして、答えを求めて、サイキックやグルなど自分以外の人に頼ってしまう。
ジャスムヒーンさんの、「自分こそが、自分の師。私はあなたのグルじゃない」という姿勢は徹底していました。
私が何度か、彼女に自分の体験について質問した時も、
彼女からはそのたびに「呼吸には聞きましたか?」
「私には分かりません。自分の呼吸に聞いてみてください」と言われてしまいました(笑)。
彼女の姿勢は、「答えを持っているのはオレだから、オレについてこい」という、男性型のリーダーシップとは対極にあります。
外側に答えを求めるのではなく、常に自分の内側に自分の真実を探していく。
そしてリーダーは、それをサポートする存在。
命令ではなく、自分のあり方そのもので、他の人を導く存在。
そして彼女が常に言っていたのは、「自分の人間らしさを大切にしてください」でした。
個人的に話した時も、いつも彼女は本当に気さくで、
最初の夫に暴力を受けていたこと、医者に子どもは埋めないと言われていたことなど、自分の個人的な体験や失敗を惜しみなくシェアしてくれ、
全く偉ぶったところのない、普通の人でした。
(本当は全然普通じゃないんですけどね!)
私が現在師事している、もう一人のアメリカ人女性シャーマンもそうですが、
自分の弱さ、人間らしさを丸ごと肯定し、その体験を惜しみなくシェアし、そこから人々をリードするという女性的なリーダーシップは本当に素敵です。
女性のリーダーたちが作り出しているのは、場所です。
その場所の中で、それぞれの人が、自分らしさを開花させていく。
リーダーはそれを、いろいろな言葉や姿勢で励ます存在。
リーダー自身が、答えを持っている訳ではありません。
ということで、私はダークルームにいる間、自分の中に浮かんできたいろいろな疑問を、その都度自分の呼吸に聞いてみました。
そこで分かったのは、
私は地球には、2000回以上転生しているということ(これは実は少ない方)。
そしておそらく、今回が地球最後の人生であること。
次に行くのは、自分の故郷の○○星系であること。
(・・・このあたりの話、興味ない人はどうぞスルーしてくださいませ。私も実は頭ではよく理解してません^^;)
そして、過去に自分がいろんなサイキックから言われた自分の過去生のことを思い出して、それが事実かどうかも呼吸に聞いてみましたが、
・・・・呼吸的には、事実ではありませんでしたε-(´∀`; )。
私は一度、流産を繰り返していた頃に会っていたサイキックのお医者さんから、「あなたは過去生で母親だったことがない」と言われたことがあります。
・・・・それ、ありえないし(爆)。
2000回以上も転生しているのに一度も母親になったことがなかったとしたら、その方がものすごーく不自然ですよね。
でも人間、死に物狂いになってる時は、つい他の人に救いを求めて、その人の言うことを信じちゃったりするんですよね。
(だからカルトがこの世に存在しているわけです)
この世界を真に平和な場所にしたかったら、まず自分が自分の外に真実を探すことを一切やめよう。
こう固く決意して、ダークルームを出た私でした。
ダークルームが終わって1ヶ月以上が経ち、
残念ながら(笑)私の意識もかなり通常に戻りつつあります。
日々の生活の中で迷うこと、たくさんありますが、
その都度、呼吸に聞いてみることにしています。
そして、呼吸が言う通りにすると、やっぱりいい。
少なくとも、呼吸に従うと、後からその選択を後悔したり、取り返しがつかない気持ちになったりすることはないんだなというのが、今の私の実感です。
皆さんもぜひ、選択に迷ったら、自分の呼吸に聞くことを習慣にしてみてくださいね!
タオガーデンは、あちこちに花が咲き乱れて本当に美しいところでした。
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