あなたはあなたに……


ご無沙汰しております。
ブログを始めて以来、こんなに更新を怠っていたのは久しぶりです。
私は、見た目の日常生活は普段と何も変わらないのですが(普通に毎日セッションはするし、外出や友人と会ったりも普通に行います)、
心身が内側にこもる時期がありまして、
そういうときは、自分の関心が内へ内へと向いていくので、
外に発信することがあまりできなくなってしまいます。
(といいつつ、この間に講演会なんかもやっていたりするんですけどね 笑)
まあ、1人瞑想合宿みたいなものかもしれません……(笑)。

さて、私には本当に大好きなアメリカ人の先生がいます。

彼女は、私の心から尊敬するセラピストで、
私にないものをすべて持っているような人です。
身体中から優しいオーラがあふれているようで、
どんな人でも受け入れる包容力があり、
直感的で、身体能力も優れていて、
一方で子どものように無邪気なところもあり、
(一緒にまくら投げをして遊んだこともあります 笑)
一瞬一瞬を楽しんで生きていることが、そばにいていつも伝わってきます。

私は本当に彼女が大好きなので、以前彼女に会ったときに、
「あなたみたいになりたい」と言ったことがあります。

その時に彼女が私に言ったのは、
「あなたは、私みたいになってはいけない。
あなたは、あなたになればいいの」

私はそれを聞いた時、さっぱりぴんときませんでした。
「私になる」って、どういうこと?
だって、私はもう私じゃないですか。
その自分に好きになれないところがあるから、彼女の素敵な部分が自分にも欲しいなって思ってるのに。

彼女にそう言われてから半年が経ちますが、
気持ち的に引きこもっていたここ数ヶ月の間に、ようやく彼女の言っていたことが少しずつ分かるようになりました。

「私」はまだ、100%本当の私にはなりきっていないんだってこと。
まだ、その本当の私は、ときおり雲の隙間からほんのわずか垣間見えるくらいなのですが、
その私は、彼女とはまた違ったあり方で、ちゃんと周りを明るく照らしているんだってこと。
(「世界にひとつだけの花」みたいですけど 笑)

またこれも私の大好きな、アメリカのテレビ司会者オプラ・ウィンフリーは、
(彼女は全米で最もお金持ちの黒人女性です)
自分の成功の秘訣について「自分自身であり続けたこと」と語っていました。
確かに、私の先生とオプラは正反対と言っていいほど違います(笑)。
でも、二人とも私が心から敬愛する人物です。
それは、二人がそれぞれ、ちゃんと自分自身でいるからだということですね。

だから私も、これからずっと、「本当の私に少しでも近づくこと」を忘れないようにしたいと思います。

そして、私のところにいらっしゃるクライアントの皆さんの、本当の自分を見つけるお手伝いを続けていきたいと思います。
(そして、私の経験上、「本当の自分」を見つけるより、「他の方の本当のエッセンス」を見つける方が、ずっと楽にできたりします……自分のことって、一番分からないですからね 笑)