……何と、前回更新からあっという間に2週間……一体私の時間はどこへ消えてなくっているんでしょう(笑)。
月も変わってしまいましたが、先月半ば、夫の仕事にくっついてニセコへ行ってきました。
雪化粧の羊蹄。本当にきれいでした。
さて、今回の夫の仕事は、「冬のニセコに集うオーストラリア人」というテーマでの依頼で、
私は通訳として連れて行かれました。
実は冬にニセコへ行くのは初めてだったんですが、本当にびっくりしました。あそこはもはや、日本ではありません。
例えば、我々が最初の晩泊まったロッジは、オーナー兼マネージャー以下、宿泊客まで我々以外は全員がオージーでした。道を歩く人々もほとんど外国人、コンビニに長蛇の列をなしてお酒やお弁当を買い求めているのもほとんど外国人、スキー場のリフト待ちの列も半分以上外国人……夏の静かなニセコとはまるで別世界です。
そして夜に行ったとあるジャズバーも、お客さん全員がオーストラリア人とニュージーランド人で、どっちを向いても聞こえるのは英語ばかり。一瞬、自分がどこにいるんだか分からなくなってしまいました。
聞けば、冬のニセコがミニ・オーストラリアと化してから5年ほど経つそうです。お陰で今やニセコは彼らが好みそうなおしゃれなカフェやバー、レストランであふれ(その多くが冬期限定営業)、英語で受けられるヨガクラスからマッサージ屋さんまで、ありとあらゆるサービスがそろっています。英語のタウン誌やフリーペーパーも何種類も発行されており、そこに出ていたニセコのコンドミニアムの値段の高さには本当にびっくり仰天してしまいました。何せあなた、45平米くらいのフラットが4000万円以上するんですよ。いくら家具付きとはいえ、このバブルぶりはすさまじいです。億を超える物件も普通にいくつも掲載されていました。バーのご主人によると、現在ニセコの不動産は香港資本の投機先になっているそうで、一体これからどうなるんでしょうね。
びっくりしたのと、夫が仕事でたくさん写真を撮っていたこともあり、帰宅してから現地でほとんど写真を撮っていないことに気づきました(笑)。ということで今回は羊蹄の写真しかなくてごめんなさい。
でも、気さくな彼らとバーでいろいろ話したりするのはとても楽しかったです。同じ英語圏でも、オーストラリアの人たちは、米国人や英国人にはない独特の地に足がついた感じがありますよね。ただ残念だったのは、アメリカ英語に慣れきっている私の耳にはオージーイングリッシュは難しく、場合によっては彼らが話していることの半分くらいしか分からなかったことです。久々に、英語が覚束無くていつも分かったふりしてごまかしていた昔の自分を思い出しました(笑)。
冬のニセコもほんと、楽しいです。とっても気に入ったカフェも見つけたので(サンドイッチが30種類、素晴らしくおいしいケーキも毎日10種類近くあるんです。すごい!)、これからはちょくちょくニセコに遊びに行こうかなと思います。札幌からも結構近いですしね。