なつかしの小石川


週末から火曜日にかけて、東京方面へ旅してきました。

東京へ泊まるのは久しぶりだったので、どうせなら懐かしい場所を久しぶりに訪ねてみよう…と、夫と2人、以前住んでいた小石川のアパートから徒歩2分のビジネルホテルに宿泊しました。

久しぶりに小石川界隈をぶらついてみて、我々は何て良い場所に住んでいたのだろう…としみじみと感じました。寺社仏閣が軒をつらね、昔ながらの商店街も雰囲気たっぷりです。もうすっかり北海道暮らしに慣れきってしまったので、人も多く空気の汚れた東京は苦手でしたが、実は良いところはたくさんあるんですよね。

慈眼院。宮崎駿アニメに迷い込んだかのようです。

こんにゃくえんま。確かお正月に玉こんにゃくをふるまってくれましたっけ。

お肉屋さんの店先。

当時はあまりなじみがなかった本郷の方にも散歩がてら足を伸ばしてみましたが、そちらも実に風情ある素敵な下町でした。

こんな細い路地があちこちに。

もっと驚いたのは、至る所で井戸が現役だったことです。昔祖母が住んでいた練馬の家近くにも井戸がありましたが、団地に立て替えられて随分前に姿を消してしまいました。本郷ではまだちゃんと使用されているんですね。

昔の東京って、きっと良い街だったんでしょうね。

最後に小石川に戻り、当時よく通ったこの建物の横ももちろん通りました。

ご存じ、立花隆氏の猫ビルです。昔はたまにサンダル履きでスーパーの袋をぶらさげて歩く立花氏の姿をこの界隈でお見かけしたものです。

今の私は札幌が大好きなのでほとんど可能性はありませんが、万が一また東京に住むようなことがあれば、ぜひまたこの界隈に住みたいものだなあと思いました。(実は私の母方の祖父母は生粋の江戸っ子ですし、父親も本郷生まれなので、まったく縁がないというわけでもないんですよね)

今度はもう少しゆっくり遊びに行こうと思います。