誰かのことを心配することが、その人に対する愛情だと勘違いしている人がいます。
たとえば、その人が病気になりはしないかとか、何かに挑戦したらその結果こんなことが起きてしまうのではないかとか、あそこへ行ったらこんな危ない目に遭うのではないかとか・・・。
でもそれは、自分の中の未解決の問題を、相手に投影しているにすぎません。
心配する相手がいるって、とても楽なことです。自分自身に向き合うという面倒くさい作業から逃れて、その人のことだけ考えていればいいのですから。しかもそれには「愛情」という立派な大義名分もある。
(その辺のことは、昔このあたりに書いたことがあります)
本当の愛とは、相手の美しさや良さを認め、相手が本来持っている力を信じ、応援し、時には待つこと・・・なのではないでしょうか。
今日起きたある出来事から、こんなことを考えました。
・・・もちろん、いっぱいいっぱい自戒も込めて、ですが(笑)。