衆議院議員選挙が公示されて1週間。
31日の投開票に向け、選挙戦も後半に入りましたね。
わたしはつねづね、
社会を変えるもっとも手取り早い方法が投票行動だと思っており、
投票率を上げるため、普段から地味に活動しております。
先日始めた読書会も、
わたしにとっては、投票率を上げる活動の一環なのです。
あなたがもし、
「選挙と癒しに、一体なんの関係があるの??
わたしがこのブログで知りたいのは、政治のことなんかじゃない」
と思うのでしたら、
政治と癒しが、どれほど密接に関わっているか、
ここで改めて強調したいと思います。
あなたがかつて、
いじめられて不登校になった経験があったのだとしたら、
それは、そもそも、
現在の学校システムそのものが、
いじめを生みやすい土壌を作り出しているのかもしれないし、
(一学級当たりの人数をどうするかや、
教師にどれほどの裁量を与えるか、
教育現場にどれほどの負荷がかかるかは、
すべて社会システム=政治の問題です)
親から虐待されて育ったのだとしたら、
親のストレスは、
生活の苦しさや、
(最低賃金を決めているのも、政治です)
子育てに十分なサポートがない社会システムのせいだったかもしれないのです。
「投票だけが政治活動ではない」
「投票へ行こうという呼びかけが大嫌い」という意見も聞きますが、
たとえ、既存の社会システムの外で、どんなに素晴らしい活動をしていようが、
もっとも基本的な政治活動である、自分の貴重な一票を行使しなければ、
どんな活動だって、風前の灯火です。
わたしたちは全員が、
社会と無関係では生きられないのだから、
その社会の仕組みを決めている政治と無縁な人間など、
本来、世の中に一人もいるはずがありません。
(東日本大震災でメルトダウンした原発も、
政治判断で作られたものだし、
水道を民営化するかどうかも、
各自治体の長=政治家が決めることです)
だとしたら、
自分の望みに反する社会になるのを防ぐためには、
自分の考えを代弁してくれる人を、
政策決定の場に送り出すことが、
何よりも大切なことです。
選挙も、政治も、癒しと同じで、
結局は、愛がものを言うのだと、
わたしは思います。
愛のある政治家を、国会に送りましょう。
そして、もしあなたが、
「投票したいと思える候補者が、自分の選挙区にはいない」
「わたし一人が投票したって、何も変わらない」 と思っているのであれば、
ぜひ、こちらの本を読んでください。
「コロナ時代の選挙漫遊記」(畠山理仁著)
畠山さんは、わたしが心から尊敬するジャーナリストです。
日本全国の選挙を、現地に直接足を運んで取材して、
大手メディアが「泡沫」として切り捨てる候補者すべての声を聞き、
普段取り上げられない彼らの声を丁寧に紹介するという仕事に
長年取り組んでいらっしゃいます。
その彼の最新刊である、この本には、
去年〜今年にかけて行われた、
衆院補選や知事選など、
全国15箇所の選挙戦のルポが掲載されています。
これを読むと、
大手メディアからは黙殺される候補者たちが、
没収されるのも覚悟の上で、
高い供託金を支払ってまで選挙に出るのは、
世の中をより良い場所にしたいという、熱い思いを持っているからだということが、
本当によくわかります。
(特に、東京都知事選と埼玉県戸田市議選に立候補した、
元暴走族で7回の逮捕歴があるスーパークレイジー君の話は、
ぜひ読んで欲しいです!)
畠山さんは、
「政治家を育てるのは、われわれ有権者である」と力を込めて言います。
かつて首相を務めた森喜朗という政治家がいた。
2008年の衆議院議員総選挙の真っ最中に、こんな発言をしている。
「(無党派層は選挙に)関心がないといって寝ててくれればいい」
このときの総選挙の投票率は小選挙区で62・49%、
つまり、本当に寝ていた有権者が約37%もいた。
この選挙の結果には、「選挙に行かなかった人たち」の行動も大きな影響を与えている。
つまり、政治に無関心でいることは、「強烈な政治的行為」だといえる。
自分たちで候補者を育てる気がなければ、
選挙はいつまで経っても、「よりマシな地獄」の選択のままだ。
理想の政治家は誰かが用意してくれるものではない。
一票を入れたいと思う人がいないなら、入れたくなるような人に立候補してもらうしかない。
その人を説得できなければ、一から候補者を育てるしかない。
ヒーローの出現を待ち続けるよりも、
自分たちで政治家を育てた方が社会は着実に良い方向に向かっていくはずだ。
そして、具体的にどう候補者を選べばいいのか、
多くのヒントを教えてくれます。
畠山さんも、本当に愛の人だなあと、思います。
もしあなたが、
これまで投票に行ったことがなかったり、
よく考えずに、誰かに言われるがままに投票してきたりしたのであれば、
この本は、格好の、選挙入門の本になるはずです。
ぜひぜひ、お読みくださいね。
投票先を選ぶためのヒントとして、
いくつかのサイトもご紹介します。
政党との相性診断サイト
https://news.yahoo.co.jp/senkyo/match/party
https://www.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/votematch/?iref=senkyo_asahitodai#/
アンケートに答えていくと、
自分の価値観と各政党がどの程度マッチングしているかを教えてくれます。
そして、忘れてはいけないのが、
同時に行われる、最高裁判事の国民審査です。
わたしはいつも、投票所に行って初めて、
「しまった!裁判官のことチェックするの忘れてた・・・」となるのですが、
最近は、こんな便利なサイトも出てきました。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/
ぜひ、こちらを参考にして、
罷免したい裁判官を選んでくださいね。
さらに、大変しつこいですが(笑)、
あなたに投票所に足を運んでいただくための、
プレゼント企画もご用意いたしました。
投票証明書の写メを送ってくださった方から、
抽選で5名さまに、
わたしの著作「本気でトラウマを解消したいあなたへ」をプレゼントいたします。
締め切りは、投票日、10月31日の23時59分までといたします。
こちらのアドレスまで、
住所氏名を明記のうえ、写真を添付してお送りください。
当選の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
選挙は、誰もが参加できるお祭り。
みなで思い切り楽しみましょう!
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