「大好き」と「大嫌い」は、完全に両立する感情です


最近、日々のセラピーで、あまりにも同じテーマが続いて、
違うクライアントさん相手に、同じことばかり繰り返し言っているので、
これは今のタイミングで皆に伝えた方がいいというメッセージだと思い、
(地球の集合意識から言われている感がすごくあります 笑)
ブログでもみなさんにお伝えすることにしました。

 

セッション中に繰り返し出てくるテーマ。
それは、「親に怒れない」ということです。

 

自分の母親(もしくは父親)に怒れない。
怒ることに対して、大きな罪悪感がある。

 

セラピー中に、かつて彼らから受けた理不尽な仕打ちを思い出し、
怒りが湧いてくるたびに、怒りを感じる自分に対する罪悪感も一緒に出てくる。

 

なので、怒りを十分に感じ、表現することができない。
結果、生きづらさがいつまでも消えない。

 

こういう方が、何人もいます。

 

彼らが大好きだから、大好きな相手に怒ることなんてできない。

あんなにも良くしてもらったのに怒るなんて、わたしは悪い人間だ。

 

そう感じている人が、何と多いことでしょう。

 

ということで、本日は、ほとんどの人が勘違いしている、
ある重大な真実をお伝えしようと思います。
 
それは・・・・、

 
・・・・・
 
・・・・・
 
・・・・・。

 
一人の人に対して、「大好き」と「大嫌い」、
「ものすごく感謝してる」と「すごく怒っている」は、
完全に両立する感情だということです。

 

それ以外にも、
「ずっと一緒にいたい」と、「一人で行動したい」、
「超かわいい」と、「超うざい」、
「すごくうれしい」と、「でもうんざり」
なども。

 

「大好き」だから、「嫌い」だなんて思っちゃいけない。
「感謝している」から、「怒る」なんてとんでもない。

 

わたしたちは、ついこう思ってしまいがちです。

 

そして、大切な人であるほど、相手に対する感情も強いので、
「大好き」な気持ちが強ければ強いほど
「大嫌い」な気持ちも、実はびっくりするほど強い。

 

その感情の強さゆえに、余計に認められない。

 

だから、本当は親にすごく怒ってるのに、
その怒りを代わりに夫や子どもにぶつけたり、
または自分に向けたりします。

 

でも、考えてもみてください。

 

一人の人間に対して、いろんな感情があるのって、
ある意味、当たり前のことではないでしょうか?

 

わたしたちはみな、白か黒かで割り切れるほど、単純な存在ではないからです。

 

あなただって、すごく優しい気持ちになるときと、
超いじわるな気持ちになることって、ありませんか?

 

すごく幸せな気分のときもあれば、ものすごくつらい気分になるときもある。

 

同じことをしていても、すごく楽しい時もあれば、超つまらなく感じる時もある。

 

一人でいても完全に満足な時と、一人でいることがものすごく寂しい時もある。

 

相反する感情が、両方あって当たり前なのです。

 

だから、誰かに対する自分の気持ちが複数あるとき、
どちらかだけを採用して、どちらかは拒絶するという態度は、今日かぎりでやめにしましょう。

 

自分の中で見たくない部分、拒絶したい部分は、
実は自分にとって、最大の贈り物だからです。

 

その部分を受け入れて、その感情を味わいつくしたとき、
あなたに見えるのは、今までとはまったく違う風景です。
(自分の内面世界と外の世界、両方ともです)

 

あなたもぜひ、それを体験してみてくださいね。
自分という存在が、今までよりもずっと愛しく感じられ、
同時に、他人に対しても、自然に優しい気持になれること、請け合いです。

 

 

 

 

藤原ちえこのセラピーはこちら

 

メルマガ登録はこちらから

藤原ちえこ 無料メールマガジン

 

藤原ちえこの著作はこちらから