音楽療法


すっかり更新をサボっております。

急に本業が前にも増して多忙になってきたうえに(最近、毎日新しいクライアントの方からお電話をいただきます)、先週末は通訳の仕事に忙殺されておりました。通訳というのは非常に生命力を使う作業だそうで、おかげでめったにひかない風邪をひいてしまいました。

セッションや他の予定をキャンセルして数日臥せっていたのですが、昨夜、どうしても出かけたいコンサートがあったので、無理やり行ってきました。
セルゲイ・シェプキンというロシア系のピアニストが、ゴルトベルク変奏曲やイタリア協奏曲などの、オール・バッハ・プログラムをやるというのです。バッハ大好きな私がこれを聴き逃すわけにはいきません。

半分這うようにして会場に行ってみたら、これが大正解でした。うたた寝しつつバッハの調べに浸ること2時間、演奏会が終わるころにはすっかり気分が良くなり、今朝目覚めたら、あれほどひどかった風邪がほぼ完治していました。

音楽の力恐るべし、です。これからは風邪をひいたらバッハ療法に限りますね。偉大なバッハと素晴らしいピアニストに感謝です。