先週末の雨から一転、札幌は快晴、しかも真夏並みの暑さになっています。天気のせいでもないのでしょうが、ここのところ、私は特に理由のない妙な幸福感を感じることが多くなりました。ますます生きるのが楽になってきた感じで、ほんとに、10年前の自分からは信じられません(笑)。でも、過去がどうであれ幸せになることは可能なのだということを、身をもって体験することはセラピストとして重要だなあと思います。
そんな内外ともに好天の中(笑)、長沼で農業を営む友人夫妻が、ある素晴らしいパーティーに招待してくれたので、はせ参じてきました。
すでにさまざまな野菜が元気よく育っています。畑って、いるだけでどうしてあんなに癒されるんでしょうね。思わず畑の隅っこで昼寝してしまいました(笑)。
こちらは温室内で満開中のジャーマンカモミールです。
「茂りすぎて邪魔だから、好きなだけ持って行って」と言われて渡されたのが、この素晴らしい道具。
これは、camomile rake(カモミールくまで)という名前の、アメリカのカモミール摘み専用の道具だそうです。確かに、刃のところに花をひっかけて引っ張ると、おもしろいように取れる、取れる。ジャーマンカモミールは葉には匂いがなく、花だけを使うのでこういう道具があるのだとか。
収穫した花の山です。乾燥させてお茶にしましょう。
たまにこうやって農家に出かけて、一番おいしいとこだけ体験させてもらうなんて、これ以上の贅沢はありません。
そして、この日の主役は、この手前の魚でした。
これ、くさやの干物なんです。臭いが強烈なので、室内で焼いたら大変なことになる食べ物です。これを天気が良い日に外で焼いて食べるというパーティーに、我々はご招待いただいたのでした。
この日登場したくさやは、写真のムロアジと、トビウオ。私は「くさや」初体験で、さすがに匂いは独特でしたが、味はとてもおいしかった。そのほかにも奥様手作りの野菜料理やいももち、我々が持参したおにぎりや海の幸で、結構なごちそうでした。
我々の共通点は、全員新聞社の元記者というところなので、こういうところで宴会をしてもついつい話題が時事問題になってしまいます。大いに飲み食いしながら世情についてわいわいと盛り上がっていると、あっという間に時間は経ってしまいました。
実に楽しく、おいしいひとときでした。私の幸せ感、また一段とアップです(笑)。
最後におまけ。
私が号泣してしまった、ヒラリー・クリントンの大統領選撤退スピーチです。生の彼女に一度会ってみたいと思ってしまいました。英語のできる方はぜひご覧ください。