性的虐待の聖なる傷


今、「The Sophia Code」という本を読んでいます。

この本は、マウントシャスタに住むKaia Raさんという女性のヒーラー、チャネラーの手によるもので、
彼女がチャネリングしているソフィアという女性神と、ソフィアを含む様々な女神たちのサークルからのメッセージがまとめられています。

まだ読み始めたばかりですが、ものすごくパワフルな本です。

序章の中に、
「この本は、あなたのハイヤーセルフの意識の真実と周波数に同調するようにコーディングされており、読むことによってあなたの内なる現実が再調整されるので、読みながら無数の身体感覚を体験するかもしれません」と書かれているのですが、
まさにその通りで、ページをめくって彼女がチャネリングした言葉を追っているだけで、身体中をザーッとパワフルな振動が駆け抜けます。

なので、一日に一章読むのが精一杯です(笑)。

米国のアマゾンには100件以上レビューが投稿され、
「素晴らしい本!どこに行くにも持ち歩いている。私のインナーチャイルドが癒された」
「これまでに読んだ最高の本。とうとう人生の意味が分かり、故郷に戻ってきた」などと、高く評価されています。(日本語訳の出版が待ち遠しいです!)

このような素晴らしいチャネリングの本を世に出し、ヒーラー、チャネラー、教師として活躍しているカイアさんですが、実は彼女には壮絶な過去があります。

彼女は、チャイルドトラフィッキング(子供の人身売買)の犠牲者でした。

まるでドラマのような話ですが、カイアさんは、生まれた時から性奴隷となるべく養育され、3歳で政治家、軍人、裕福なビジネスマンや医療従事者などのエリート層のネットワークに売られました。

米国東海岸の6州にまたがるそのネットワークでは、フリーメーソンの悪魔儀式として、幼い子供に対するレイプや虐待が自分たちのもつパワーの維持や不死に役立つと信じられており、
18歳でそこを逃げ出すまで、そのネットワークで日常的に性的、暴力的な儀礼虐待を受け続けたのです。

その過酷な体験の最中に、13回もの臨死体験をしたそうです。
最初の臨死体験はなんと、4歳の時。
そして、自分が虐待を受けるだけでなく、他の無数の子どもたちが殺され、レイプされるところも目撃したと言います。

 

カイアさんは、その組織を脱出したのち、20代のすべてと30代の大半を自分の癒しに費やし、
壮絶な体験のゆえに完全に開いた自分のサイキックな能力を用いてヒーラーとしての活動を始め、
2009年にソフィアからの最初のコンタクトを受け、昨年、その教えを本にして出版しました。

 

私は日々、トラウマに苦しむ人々とセッションをしていますが、あらゆるトラウマの中でも、最も人が苦しみ、そして回復にも時間がかかるのが幼少期の性的虐待だと実感してきました。
前回のポストでも書いたように、私がセラピストとして最も心揺さぶられるのも、彼/女たち(ほとんどは女性ですが、もちろん男性もいます)とのワークです。

もしあなたが、自分が汚れてると感じているとしたら。

でも、この本に出合ったおかげで、私のこのトラウマに関する見方が変わりました。
性的虐待により受けた傷を癒すことはもちろん可能で、それは以前から分かってはいましたが、
その傷は、ただ回復可能というだけではなく、最も神聖なるものに変容できる可能性を秘めているんだと。
彼/女たちは、ただの犠牲者ではなく、そういう人生を選び取ったものすごく勇気ある魂なんだと。

つまり、彼女たちの苦しみには、深く神聖な意味があったんだと。

 

カイアさんは、本の前書きでこう書いています。

私は、自分たちの中を流れるハイヤーセルフの力をもってすれば、いかなる物事からも回復できるということを全世界に知ってもらうため、私の個人的な体験をシェアする決心をしました。
私はソフィアと呼びますが、どんな名前の神でも、あなたの人生と、あなたが生き延びてきた全てのことを癒す力があるのだと。私が勇気ある回復を体現し、自分の中のソフィアコードを活性化することで、あなたも同じことをする勇気を持てるよう祈っています。
私たちはこの惑星を救うためにここにいるのです。
今生は、自分を小さく見せるために使うようなありきたりの人生ではありません。
私たちは、自分の素晴らしさを体現するためーーこれには自分を癒し力づけるという英雄的行為も含まれますーーにここに来たのです。

このメッセージを、すべての性的虐待の被害者の方に捧げます。
あなたも、自分を癒し、自分の中の神聖さにつながることが必ずできるのです。

カイアさんの写真。神々しいほど美しい方です。
あなたの中にも同じ美しさがあることを、どうぞ忘れないでくださいね。

(写真は彼女のホームページよりお借りしました)