皆様、
こんばんは。
前回、中途半端に終わってしまった日記の続きです。
さて、前回の日記の要点は、
①私は全然多忙ではない。
②そのうえ、好きなことばっかりして生きている。
の2点でした(笑)。
こんなことを堂々と書くと、忙しい日々を過ごしている世間の皆様から反感を買うかも…という恐れから、今まであまり書きませんでしたが、
こういう、つまらない罪悪感みたいなものも、私の勝手な思い込みに過ぎないわけですし、
本音と建前を使い分けるなど、水瓶座の時代の生き方に逆行しているので、
これからはなるべく表裏なしで自分のことを話し、セラピストという仮面をとりつくろうこともやめようと思っている次第です。
(もちろん、これまでも、特に何か隠してたわけではありませんが 爆)
それで、やっとこさ本題です(本当、前振りばかり長くてすみませんでした 笑)。
私の夫はカメラマンで、
私の「好きなこと」のひとつに、彼の撮影旅行への同行があります。
(今までにも、こんな場所や、こんな場所について行きました)
その夫が、このたび、洞爺湖のザ・ウィンザーホテルでの仕事をゲットしてきました。。
ウィンザーといえばあなた、洞爺湖サミットの舞台になった超高級ホテルですよ。
こんな撮影に同行できる機会を逃すわけにいかず、頼み込んで私の休みの日に撮影を入れてもらい、助手として同行しました。
ウィンザーのロビーからは、洞爺湖が一望できます。
はい、すみません。もちろん写真はイメージです(笑)。私のカメラの電池が途中で切れたうえに、メモリーカードを紛失するという大失態をおかしました。これは昨年9月に別の撮影で夫とともにホテルを訪ねたときの写真です。
今回は外は一面雪景色で、正面にかわいい雪だるまのペアがいましたよ。
夫は前回の撮影で腕を見込まれて、再度の指名となったわけですが、今回のホテルからの撮影依頼テーマは、「レストランの春メニューの撮影」でした。
私はもう一人の助手、札響バイオリニストの中村さん(写真が趣味で、とても色のセンスがいいので夫がスカウトしました)と一緒に、レフ板を持ち雑用に駆け回る、にわか撮影助手になりました。
私の夫は元新聞カメラマンで報道専門なので、スタジオでの撮影はほとんどやりません。
しかも、報道出身というプライドがあるので、極力写真の加工を嫌う人です。
なのに、メニュー撮影場所として案内されたのは窓がない宴会場。まずは持ち込んだ背景紙やライトを使って室内での撮影を始めましたが、
撮影をはじめて5分もたたないうちに彼は、モニターを見て
「駄目だ。全然おいしそうに見えない」と言い、廊下にテーブルを出し、自然光での撮影に切り替えました。
自然光のみで夫が撮影した写真が以下の3枚です。
まずはフレンチレストラン「ギリガンズアイランド」の前菜。
うーん、おいしそうです。
お次は、名店「あらし山吉兆」の八寸。
おしどりの器が何とも言えず愛らしいですね。
そして、割烹「杜氏賛歌」の料理とお酒。
私と中村さんは、下に敷くテーブルクロスの色を決めたり、緋毛氈に敷き変えたり、コースメニューのお皿の配置を考えたり、レフ板を持ったり、日差しの向きが変わるたびにカーテンの位置を変えたり、結構駆け回っておりました。撮影助手があれほど重労働だったとは(笑)。
これ以外にも、別のレストランや朝食メニュー、コース料理や単品料理の撮影と、休む暇もありませんでした。
オムレツを撮影する夫の手元(笑)。
午後は、最上階の高級レストラン街に行って撮影しました。
寿司店で寿司桶に入った鮮魚のイメージ写真を撮る夫(iPodでの撮影なので、ここからの私の写真は画像がかなり悪いです。すみません)。
あんなに大きいボタンエビやマグロのサクは初めて見ました。私がここでお寿司を食べられる日は遠そうです(笑)。
夫撮影の、こちらのお昼メニュー。
これで3500円ですって。「安いでしょ〜。食べに来てくださいね」とホテルの人。確かにこの品質ではかなりお得かもしれません。
この後、同じ階のもうひとつのレストランに通されて、思わず歓声を上げてしまいました。
見てください、この景色。ごはんを食べながら、この洞爺湖が一望できるんですよ。
夫撮影の、この割烹のイメージ写真。何か背景が作り物みたいですが、本物の洞爺湖です(笑)。
このフロアでの撮影を終えたとき、逆側の窓からは噴火湾にちょうど夕日が沈むところでした。
このホテルがサミット会場になったのもよく分かります。こんなに素晴らしい風景と自然が楽しめる高級ホテルはめったにありませんものね。
はい、撮影はまだまだ続きます。お次はチャペルに移動して、結婚式のブーケ撮影。
その際に夫が撮影した写真がこちらです。
可愛く撮れてますよね〜。
最後は、洞爺湖畔にあるウィンザー直営のピッツェリアで、ピザとパスタの撮影をしてようやく終了しました。午前6時に家を出て、10時撮影開始、すべて終了したのが午後7時でした。
そのピッツェリアはもともと私が大好きなお店なので(はい、ウィンザー直営の飲食店の中でここが一番庶民的なんです 笑)、最後はそのままそこで食事をして、豊平峡温泉で疲れを癒し、午後11時に自宅に戻りました。長い1日でした〜。
泥のように疲れましたが、本当に貴重な楽しい体験でした。ホテルの賄い食堂でお昼を食べたり、普段入れないエリアに入れたりしたのも面白かったし、一流のシェフや板前さんを身近で見られたのも、ホテルマンの仕事ぶりに接することができたのも楽しかったです。一流ホテルなのに皆さん思ったより気さくで、思わず身分を忘れて今度食事に来たくなったほどです(笑)。
そして何より、夫のプロとしての仕事ぶりに惚れ直しました(笑)。結局、人工的な照明は一切使わず、すべて自然光とホテル本来の照明だけで撮影した彼です。もともと、光をとらえるのがすごく上手な人なんですが、かなり暗い場所も多かっただけに、彼の腕前には脱帽です。
一番大切なことは、彼の写真には愛があるんですよね。かの三浦綾子さんも、彼が取材で撮った写真を気に入って、偲ぶ会での遺影に使ったほどなんです。他にも彼の撮影した写真を自分の遺影に使いたいと言っている人を私は複数知っています(もちろん、私もですが 笑)。
北海道での写真のご用命がありましたら、ぜひ彼にお申し付けください。決してがっかりささせないことをお約束します。
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