本日、札幌市内で開かれた、赤峰勝人さんの講演会に行ってきました。
赤峰さんは、知る人ぞ知る名著「「ニンジンから宇宙へ」―よみがえる母なる大地」の著者である大分県のお百姓さんです。循環型農業という、有機農業をさらに進めた自然の摂理に沿った農業を実践していらっしゃいます。
素晴らしい講演会でした。赤峰さんは本当にユーモアにあふれた温かい方で、会場は爆笑の連続。大笑いするだけでなく、食や農業に関する彼のメッセージは実に深遠で本質的で、深く感動しました。長沼で有機農業を営む友人夫妻と一緒に聴きましたが、現役の農家である彼らは私以上に得るものが大きかったようです。
彼の話すエピソードはどれもとても印象的でしたが、その一つが「怒りを内にためこむと命を奪う」という話でした。
赤峰さんによると、野菜の種を播くとき、怒りをもった人が播くと、その種は発芽しないのだそうです。びっくりですね。セラピストとしても確信を持って言えることですが、怒りそのものはちっとも悪くない。でも、中にためこむのは非常に有害です。植物はそれをちゃんと知っているんですね。
彼の話からは、植物の叡智に対する畏敬の念がひしひしと伝わってきて、とても感動しました。あんなに幸せそうに農業を営んでいる方がいるなんて、日本はまだまだ捨てたものじゃないですね。
クライアントの方に我儘を言って、セッション時間をずらしていただいて行った甲斐がありました(笑)。
皆さんも機会があれば、ぜひ彼の著作を読んでみてください。目から鱗が落ちること請け合いです。