藤原ちえこの初の単著です。
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ウェブマガジン「コ2」の連載を元に、大幅に加筆しました。
トラウマがなぜ起こるかを自律神経系の観点からわかりやすく解説し、
トラウマ症状を解消するための多くのヒントやエクササイズ、実際のクライアントさんのケースを紹介しています。
「読むだけでセラピー数回分の効果がある!」と評判です。
本書を読めば、あなたのトラウマがどれほど大きくても、症状が深刻でも、
必ず回復は可能であることが、実感として分かるはずです。
実際にトラウマに苦しむ方だけではなく、家族や友人、教師や援助職の方すべてに役立つ本です。
「この本を読むと、世界が少し、美しくなる。
そういう本こそ、本当の良書だと思う」(伊地知恭右さん)
「トラウマの解消に必要なこともたくさん書かれていて、ひとりで取り組めることも惜しげ無く紹介してくださっています。
母子手帳と一緒に配って欲しいくらい!」(やまむらひろのさん)
「読み進めていくと、トラウマは、何をしても打ち負かされてしまうような相手ではなく、いいセラピストとの出会い、必要な時間、そして本人がそれに本気で取り組み、諦めない気持ちを持ち続けていたなら、どんなに深刻で壮絶で嫌な出来事だったとしても、辛抱強くゆっくり時間をかければ、いずれ快方に向かう「道」があるのではないか、という希望を感じさせてくれる」(田畑浩良さん)
「読むたびに泣いてしまう、大切な大切な本です」(Iさん)
「癒しとかはもーいーや、と思っていたのですが、
癒しは本当にあるのかもと思わせてくれたこの本が、自分を癒してくれたような気がします」(Aさん)
「これまで読んだどんなカウンセラーさんの本よりも深く響きました」(Yさん)
「本も読み、それまで感じていた「自分は汚い存在だ」という深い感覚を昇華することができました。
文章を読んだだけで号泣、そして解放されていく体験は初めてで、
しかも小さい頃から感じてきた歴史のながーいものだったので、それが消えていき本当に感動しました」(Nさん)
「書店で開くなり涙が溢れてきて、衝撃を受けました。
何度読んでも毎回新たな気付きがあります」(Yさん)
「読み始めて、はじめの数ページしか読んでいませんが、久しぶりに湧き出てしまう涙が止められなくなりました。
何でこんなに気持ちをわかって下さるのですか?」(Aさん)
ーー目次ーー
はじめに
第一部 トラウマのしくみ
1章 トラウマってなに?~なぜトラウマ症状が起こるのか
トラウマ=出来事ではない
トラウマは、時間が解決しない
あなたは一人ではありません
トラウマが起こるしくみ
それで結局、トラウマからは回復できるの?
2章 トラウマの原因探しはいりません
原因さえ分かれば楽になる?
原因探しがいらない理由その1 原因は一つではない
原因探しがいらない理由その2 原因は覚えてなくて当たり前
原因探しがいらない理由その3 原因があまりにも明らか
原因探しがいらない理由その4 原因は、あなたが思っている以上に幅広い
原因探しがいらない理由その5 原因を知るだけでは癒しは起こらない
原因が分からなくても、トラウマは癒せる
身体の声に、耳を傾け続けること
3章 トラウマが身体から解放されるサイン
トラウマの解放には、知識も役立ちます
解放のサインその1 震え
解放のサインその2 しびれ、じんじんする感覚
解放のサインその3 熱
解放のサインその4 涙
解放のサインその5 あくび、くしゃみ、咳など
解放のサインその6 悪夢、フラッシュバック
第二部 トラウマの実際
4章 解離~トラウマを受けたあなたに必ず知っておいて欲しいこと
解離は、生き延びるために必要なメカニズム
「今、ここにいない」がゆえに起きること
ゆっくり行けば行くほど早い
5章 発達トラウマと、恥の感覚
自分の存在自体を恥じる
理屈を超えて植えつけられたもの
体験を共有しあえる仲間はとても大切
6章 子どものころ、性的虐待を受けていたあなたへ
自分を絶対に責めないで
あなたのつらさには理由があります
あなたの苦しみは、必ず癒える
良い専門家の助けを借りる
話をしなくても、癒しは起こる
自助グループに参加して、仲間の助けを借りる
7章 医療トラウマ
子どもと医療トラウマ
一人ぼっちのテッド~あるケース
子どもは、全身が感覚器官
医療トラウマは防げます
子どもの医療トラウマを防ぐために、親ができること
子どもの医療トラウマを防ぐために、医療機関ができること
8章 周産期トラウマ
周産期トラウマの二大要因
周産期トラウマと、小児ぜんそくの関係~あるケース
物理的、感情的な母子分離がもたらすもの
母親も被害者
親子の絆は、いつでも回復可能
第三部 トラウマからの回復
9章 回復のために最も大切なこと その1~助けを求める
なによりまず、孤立しないこと
あなたを助けてくれる人は、必ず存在します
助けを得たいと思ったら~自助グループ
助けを得たいと思ったら~身体の専門家
助けを得たいと思ったら~心の専門家
助けを求める際のヒント
10章 回復のために最も大切なこと その2~リソースをふやす
内側のリソース~心地良い身体感覚
外側のリソース~自分を元気にしてくれるものすべて
リソースは、誰もが持っている
リソースは、多いほどいい
11章 回復のために最も大切なこと その3~逃げる
逃げることは、トラウマ予防の絶対条件
「逃げること」が難しい理由
本能に従わないのは人間だけ
逃げることは、恥ではありません
「逃げ恥」ではなく、「逃げほめ」を当たり前に
12章 あなたがこの世界に少しでも居やすくなるためのエクササイズ
自分の境界線を強めるためのエクササイズ
この地上に少しだけ戻ってきやすくなるためのエクササイズ
自分の周りの世界とつながりやすくなるためのエクササイズ
13章 回復の物語~ 一切のダイエットをせずに、1年間で40キロやせた真理子さん
真理子さんの体験談
セラピストから
14章 良いセラピストとは~セラピストの選び方
あとがきにかえて
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