今どきの若い人は素晴らしい!その2


皆様、こんにちは。
さて、先日のポストで、こんな素晴らしい本をご紹介しましたが、実は、この本を私に送ってくれた方が、また素晴らしく進化した存在なので、今日は、その方について書いてみたいと思います。(結構有名な方なので、ちょっとドキドキ……笑)
「いばや通信」の坂爪圭吾さんです。

もうご存知の方も多いと思うので、私がここで紹介するまでもないのですが、坂爪さんは、何年か前に、同棲していた彼女と別れたのがきっかけで家のない生活を始め、その生活をブログで発信し始めたら、あちこちから「では我が家に泊まりにきてください」という連絡が来て、泊まれる家が逆に増えてしまい(笑)、あげくには、「交通費を出すから私の街へ来てください」と日本のみならず海外からも声がかかるようになり、ついには、「熱海に家を用意しますから、そこにどうぞ住んでください」と家までもらってしまい(!)、その家を解放し、誰でも自由に使ってよい空間にして、月に一度くらい、誰かに食事を作りたい人が勝手に料理を作って来た人にふるまう無料の「わたり食堂」を開催したり、誰かに読ませたい本がある人は勝手に坂爪さんの熱海の家に本を送り、それを坂爪さんが今度は読みたい別の人に無料で送ってくれる「わたり文庫」も主催したりと、常に「やってもらう側がお金を払うのではなく、してあげる側がお金を払う」というこの世の貨幣経済をひっくり返すパラドックスを生きていらっしゃいます。以前、天に銀行を持つ私の友人たちについて書きましたが、彼も間違いなく、天に銀行を持つ方です。

・・・というか、こんなまとめではとても表現しきれる方ではないので、よろしければぜひ彼のブログをお読みください。

彼のブログを読むたびにすごいなあと思うのは、私が彼よりもはるか長い年数を生きてきて、しかも心理学を学んだり何年もセラピーを受けたり瞑想したりしてようやく到達した宇宙の法則に、すでに軽々と到達しているところです。

彼の最近のブログから、私とまったく同じ考えの文章をいくつか紹介します。

大切なことは自分の感覚を信じることなのだと思う。そのことが、結果的に自分を大切にすることに繋がり、ひいては自分に対する信頼を築く軸になるのだと思う。巷では「お客様満足」などという言葉もあるけれど、この世ランドに生きている限り、誰もが「自分にとって最高のお客様は『自分自身』である」のだと思う。自分を満たすことに成功をした者だけが、周囲にいる人間のこころも真の意味で満たすことができるのだろう。誰かのためとか言っていないで、自分のために生きること。自分が楽しませたいと思っているのは、他の誰でもない自分自身であるということを認めること。自分を真の意味で楽しませることができた時、それは決してひとりよがりなものにはならないと思う。悲しみは伝染をするように、よろこびは伝染をする。自己犠牲的な営みの先に築かれる調和ではない、各々の幸せの余剰として築かれる平和【作品】を生み出していきたいのだと、そういうことを考えている。

何かをしなきゃいけないとか、何もしていない自分には価値がないという考え方からは、できるだけ距離を置いていたいと思う。何かをしなくちゃいけないという思いから何かをやるのではない、わたしは、あくまでも「やらなきゃではなく『やりたい』と思ったことをやりたい」と思う。語尾は「〜しなくちゃ」ではない、常に「〜したい」でありたいと思う。わたしは弱い。すぐに何かの影響を受ける(すぐに自分以外の何かの責任にしてしまう)。弱い自分を護るためには、最新の注意を払う必要がある。自分は本当にそれをやりたいと思っているのか。実際は「やらなきゃいけない(やってあげなくちゃいけない)」とは思っていないか。強迫的な感情にとわれていると気づいた時は、勇気を出して、できるだけその声を無視するようにしている(そうでもしなければ、簡単に自分を見失ってしまいそうな気がしている)。

そのひとが素晴らしいのは「そのひとがそのひとであるから」に他ならない、自分が自分そのものの部分を認めることができなければ、どれだけ多くの金を集めても、どれだけ多くの名声を集めたとしても、どれだけ素晴らしい装飾で着飾ったとしても、多分、虚しさを取り払うことは永遠にできないだろう。何かを通じた自分を誇りにする【自分以外の何者かになろうとする】のではなく、何もかもを取り払った後に残るもの、何者でもない自分そのものに胸を張れるような在り方を、多くのひとびとができるようになればいいと願う。

・・・素晴らしくないですか? 本当に、何て人生そのものを肯定するメッセージばかりなんでしょう。

彼は本当に無償の愛の人で、
誰かに花をあげるためだけに、はるか遠いところまで出かけて行ったり、以前は「さしみこんにゃく企画」というのもされていて(笑)、そのときは私もさしみこんにゃくを送っていただきました。それは何かというと、彼がどこかで食べて美味しかったさしみこんにゃくを他の人にも食べさせたくなり、当時の所持金すべてをはたいて100個購入したところ、それを送るお金がないことに気づき(笑)、でもそのことをブログで発信したら、すぐに郵送費を負担してくれる人が現れ、「こんにゃく希望」のメールをした人に送ってくれるという企画でした。
・・・もう、こういう方、私大好きです。

前回ご紹介した坂口さんもそうですが、
嫌なことは徹底してやらず、好きなことだけして生きている人を見ると、私の魂は強烈に喜んでしまいます。
「人間、好きなことだけしていては生きていけない」って、本当、誰が決めたんでしょうね?それは、子どもの頃から繰り返し教え込まれてきたただの概念(嘘)ですが、その嘘を見抜ける人はあまりいません。・・でも、数は少なくても、ちゃんといるんです。そして、世界の進化の触媒になるのは、いつでもそういう数少ない先駆者たちです。

少し前のブログで、坂口さんの本が紹介されていて、とても読みたくなり、でも何万人ものフォロワーがいる方だから絶対当選しないだろうなと思いつつ、ダメもとでメールを送ってみたところ、何と「本を郵送させていただきました」というメールが来ました(!)。
そして数日後、こんな素敵なメッセージとクッキーが同封された本が私の元に届いたのでした。

坂爪さんの自筆の「千枝子さんに幸あれ!」の文字を読んだとき、彼が本当に心から私の幸せを祈ってくれていることが伝わってきました。坂爪さん、本当にありがとうございました。

こんな風に、会ったこともない人の幸せも祈れるような人に、私もなりたいと思います。(祈りの力、あなどれませんから!)

今日もどうぞ良い一日を。

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