本当に癒されるためのヒント② 「誰もあなたの代わりにはできないが、一人で行うこともできない」その2


昨日の記事の続きです。

本当に癒されるためのヒント① 「誰もあなたの代わりにはできないが、一人で行うこともできない」その1

癒しは、誰もあなたの代わりにはやってはくれませんが、一方で、あなた1人で行なうには限界があります。

私は一応、プロのセラピストです。
偉そうに聞こえてしまったら申し訳ないのですが、大学院やその後の研修を含め、今の地球上で考えられる最も素晴らしいセラピーのトレーニングを受けて来たという自負があります(本当に本当に、ラッキーだったと思います!)。

これまでに延べ5000件ほどのセラピーセッションをさせていただいており、
こちらにあるクライアントさんたちからの感想にあるように、少しは皆様のお役にも立てているのではないかと自負しています。

でも、そんな私でさえ、自分で自分のセラピストになることはできません。
どんなプロのセラピストでも、他の人の助けは必要なのです。

何故でしょうか?
それは、前回の記事のまさにパラドックスなのですが、
自分のことは、自分ではどうしても見えない部分があるからです。

(余談ですが、メディアにたくさん出られている、とても有名な某スピリチュアルカウンセラーの方も、「自分のことは全く分からない」とおっしゃっているそうです。彼がある精神科医兼ヒーラーのところへ行かれたことがあるのも私はたまたま知っています。もちろん彼にだって外からの助けは必要です!・・・というか、他の人をたくさん助けている人こそ、余計に自分も助けてもらうことが必要なのではないでしょうか)

私は、良いセラピストの役割は、基本的にふたつしかないと思っています。

ひとつは、その人が安全に癒しを行なえる空間を作ること(癒しは基本的には本人が行なうものですから、セラピストはそれができる場所さえ作ってあげればいいのです)。

もうひとつは、その人が見えていない、その人の良さ、強み、美しさ(リソースと呼ぶこともあります)を鏡となって映し出してあげることです。

特に、ふたつめは、自分1人ではなかなかできないんですよね。
人間は、誰でもリソースを持っていますが、
(持っていない人は誰一人いません。断言できます。さもなくば、あなたは今この世に生きてはいないはずです)
苦しいときは、それが全然見えないものです。

私のところにいらっしゃるクライアントさんたちも、最初は「自分のここが問題」「人間関係のここがうまくいっていない」と、問題のレンズを通して自分のことを語ります。
(もちろん、問題がなくてセラピーにかかろうとする人はいませんから当たり前です)

彼らの見方感じ方はもちろん、その時点では正しいのですが、
セラピストの役割は、「あら、それは問題ですね。ではその問題が解決できるように一緒に頑張りましょう」と、クライアントが描くストーリーに乗っかるのではなく、
その方が一時的に(その一時的が何十年という場合も多いですが)見えなくなっている、自らの内なる癒しの力にアクセスするお手伝いをすることです。

なので、癒しに、自分を別の面から映し出してくれるセラピストの存在は不可欠な場合があるのです。

それが、必要があれば今でもせっせとアメリカのセラピストに私が連絡する理由です。

癒しを求める皆様ひとりひとりが、
皆様自身の本来持つ内なる癒しの力を奪わず、
その力につなげて、自分で自分を癒すことができるような、素敵なセラピストの方とつながることができますように。

小樽の海岸で。海も本当に癒されますね!