自分を保つ


皆様、

案の定、大変ご無沙汰してしまいましたが(笑)、お元気ですか。

私は、1年で一番多忙な一週間を乗り越え、処理中の残務も間もなく終わります。
普段の生活があまりにものんびりしているので、たまにこういう一週間があるとメリハリがあっていいものですね(笑)。

さて本日は、最近聞いたちょっと興味深い話を皆さんとシェアしたいと思います。

ラスベガスのカジノの話です。

私は知らなかったのですが、ラスベガスのカジノでは、心理学者を雇っているそうです。
そして、心理学者の助言によって今のようなカジノの形態になったのだといいます。

どのような形態かというと、
1。窓がない。
2。部屋にひとつも時計がない。
3。アルコールが無料で飲み放題。

これはどういうことかというと、
ギャンブルをする人たちに時間感覚を麻痺させるために窓や時計がなく、
麻痺状態をさらに高めるためにアルコールを飲み放題にしているということです。

つまり、ラスベガスのカジノは、心理学者の助けを借りてギャンブル依存症患者を量産しているというわけですね。

こういう話を聞くと、同じ心理学を生業としている人間としてはとても悲しい気持ちになります。
どんな学問でも、それを行う人の意図によって善にも悪にもなるという見本のような話ですよね。

では、そういう大掛かりな依存症量産システムに巻き込まれず、自分を保ちつづけるためにはどうすればいいのでしょう。

それはズバリ、「自分の身体とつながり続けること」だと私は思います。
自分の身体が出すサインに耳を傾け、
呼吸が浅くなっていればそれに気づき、
地に足がついていないようであれば足の裏で地面を感じ、
息苦しさに気づけば外に出て新鮮な空気を吸い、太陽の光を浴びる。
そういうシンプルなことが、実は自分を保ち続けるのに一番大切なんだと思います。

ちなみに、上記のことを私に教えてくれた方によると、
ギャンブルに勝つための条件は、自分の中をどこまでもクリアにしていくことだということでした。
つまり、座禅や瞑想のような状態が必要だということですね。お酒なんか飲んでる場合じゃありません。

ラスベガスに遊びに行く予定のある方、どうかこのことを覚えておいてくださいね(笑)。

最後におまけです。

昨日までいた東京では、桜がすでにほぼ満開でした。
偶然その時期に居合わせられて、とてもラッキーでした。
雪景色の札幌にいると信じられませんが、春はもうそこまで来ているんですよね。

皆様が、それぞれの場所で春を楽しまれていますように。