日帰り 湯の旅


誕生日を大喜びで迎えるような年齢はとうに過ぎてしまったのですが、やはり自分の生まれた日には何か楽しいことをしたいなあという気分になったので(笑)、家族と一緒に日帰り旅行に出かけてきました。

JR北海道の、往復の特急と温泉までの送迎バス、旅館での食事が付いている切符を利用しました。パック旅行みたいですが、ただ往復の切符と温泉の利用券を渡されるだけで、個人旅行と全然変わりません。

車窓から見える樽前山。

向かった先はこちらです。

札幌から特急でちょうど1時間の距離にある登別温泉です。

お世話になったのは、こちらの温泉旅館でした。

日帰りなのにちゃんとお部屋に通してくれました。浴衣も丹前もタオルも準備されており、宿泊客と変わらない扱いです。

登別のお湯は、私の好きな乳白色の硫黄泉です。ここの旅館のお湯は本当にやわらかくて、長く浸かっていても全然疲れませんでした。

おまけに平日で我々以外に客はおらず、完全に貸し切り状態。何てぜいたくなんでしょう。

一風呂浴びた後は、部屋でこんな豪華な昼食をごちそうになりました。

鳥鍋やカニ飯までついた、夕食と見まがうほどの豪勢な食事。デザートに果物までついて、本当にお腹いっぱいになりました。おいしかった。

お昼を食べた後は、部屋でごろごろしながらWBCの決勝を見ました。手に汗を握りながら日本を応援していたのですが、9回の裏にダルビッシュが打たれて同点に追いつかれた時点で、「ああもうこりゃ駄目だ」とあきらめて、再び温泉に浸かりに行ってしまいました(笑)。とっくに試合は終わっているだろうと思って30分後に戻ってみると、何とまだ続行中。しかも日本が2点リードしているではありませんか。我々が温泉に浸かっている間に例のイチローの決勝打が出たんですね。おかげで一番おいしい優勝の瞬間もしっかり見届けることができました。ダルビッシュの息子じゃないですが、自分の誕生日に日本中の人がお祝いするような出来事が起こるって、うれしいものです。

帰り際にロビーでサービスのコーヒーをごちそうになり、バスで駅まで送ってもらってまた特急で札幌に戻ってきました。ああ楽しかった。
近頃ほとんど列車で長距離を移動することがなかったので、汽車旅がこんなに楽しいことをすっかり忘れていました。また近いうちに、どこかへ行きたいものです。

ちなみに我々が使った切符はこちらです。格安でとても楽しいので、皆様も機会があればぜひどうぞ。