新しい自分に挑戦する〜デート編(笑)


人生の醍醐味のひとつは、
「自分はこういう人間だ」と思い込んでいた自分のセルフイメージを外していくこと、
自分という人間を日々上書きしていくことなのではないかと、わたしは個人的に思っています。

 

特に、人生も折り返しを過ぎると、セルフイメージって、どんどん固定してきてしまう。
なぜなら、肩書きや役割で暮らす時間が長くなればなるほど、
(そして、何かのエキスパートと見なされる機会が増えれば増えるほど)
周りから固定観念で見られることも増え、自分もその観念を受け入れがちになってしまうからです。

 

それって、安全かもしれないけど、結構つまらないですよね。
いくつになっても、常に新しい自分に出会いたいな、わたしは。

 

ということで、先日、自分のセルフイメージを外す挑戦をまたひとつ、してみました。

お題は、「これまでとは違う自分のあり方でデートする」でございます(#^.^#)。
ハハハ。

 

わたしのチャレンジに付き合ってくださったのは、わたしよりちょうど一回り年下の男性。
米国時代の留学仲間です。
(同じ干支です 笑)

彼は実年齢こそずっと若いですが、
とても叡智の深い人で、魂年齢はわたしより100歳くらい上だと思います。
おまけに育ちがとてもよく、
わたしは彼と話すたびに、本当に育ちがよい人だけがもつ、何とも言えない穏やかな良い気を感じます。
会うたびに宇宙の仕組みなどを夢中になって話し込んでしまう、魂つながりの心友の一人です。

 

今回、彼に手伝ってもらったのは、わたしの「牡羊座外し」でした(笑)。

わたしはまあ、自分でも笑ってしまうくらい典型的な牡羊座で、
何でも自分で決めないと気が済まない。

パートナーシップにおいても、それが如実に出てしまいます。
元夫との関係も、
プロポーズをしたのもわたしから、
勝手に仕事を辞めて、勝手に海外留学して、その間勝手に日本で待たせて、
(しかもしょっちゅう米国に長期滞在に来てもらって)
帰国してからも、住む場所も、家を買うのも、養子をもらうのも全部わたし主導で、
結局、離婚もわたしから切り出しました。

私はいつも、あまりにも自分のやりたいことがはっきりしていて、
ほぼ、元夫の意見には聞く耳を持ちませんでした。
そして元夫はとても優しかったので、
結局は、いつもわたしのいう通りにしてくれました。

・・・よくぞこんなわたしに23年間も辛抱してくれたなあと思います。
離婚もむべなるかな(^^;)。

(ちなみに元夫には今も、子育てに多大な協力をしてもらっているうえ、
何かにつけては愚痴を聞いてもらったり、相談に乗ってもらっています。
勝手に親友だと思ってます。
ま、こう言えるようになったのも、離婚してほど良い距離感ができたからですけどね。
自分の父親を含め、男運は生まれたときからいいと思う・・・笑)

 

なので、「親しい関係性において、常に主導権を握りたがる自分」というのが、わたしが外したいと思っている自己像でした。

だって、次にパートナーになる男性との間では、本当の意味でのパートナーシップを築きたいですから。
(男運いいので、ちゃんと次が見つかることだけは疑ってない私・・・^^;)

 

今回、たまたま日帰りで上京する用事があり、
帰りのフライトまでに5時間ほど時間があったので、誰に会おうかな・・と考えて、
その大切な友人(仮にQくんとします)に連絡を取ってやりとりしてる時に、
「今回は、どこで会って何をするかも含め、全部お任せしちゃおう」とふと思いつきました。

たまにしか上京しないし、普段は仕事などでフリーな時間がほとんどないので、
「せっかくだし、ここにもあそこにも行きたい!」とはやる気持ちを抑えつつ。

彼も、わたしの挑戦に乗ってくれたので、
(そういうことも全部話せるのが、魂の友人のいいところですね)
「フジワラ・脱牡羊座への第一歩」企画、めでたくスタートいたしました。

 

彼が待ち合わせ場所に指定したのはこちら。


(写真はこちらのページから借りました)

日本橋高島屋です。
いきなりセレブ感あふれてますね(笑)。
わたしじゃ絶対に指定しない場所。

 

招待券を手渡され、向かったのはこちらの展覧会です。

 

今年2月に満100歳で亡くなった日本画家、堀文子さんの追悼展。

わたし、恥ずかしながら、堀文子さんのこと全然知りませんでした。

43歳で外交官の夫と死別してから世界各地を旅し、
70歳近くになってからイタリアに住んだり、
82歳でヒマラヤに行ってブルーポピーの絵を描いたり、
まさに生涯現役を貫いた画家。

 

追悼展は、とても見応えがありました。

年代ごとにまったく画風も違い、
若い頃の絵本の挿絵も素敵だったし、
花の絵も、顕微鏡で覗いた世界の絵も、モダンアートのような絵もどれも素晴らしかった。

 

でも、何より驚いたのは、
会場の一角に、Qくんの親戚所蔵の絵が展示されていたことです。
今回の展覧会のために貸し出したそう。
(招待券があるわけですね・・・^^)

セレブってすごいな・・・と、別の意味でも感動してしまいました(笑)。

 

彼はものごとに造詣が深いので、
彼と感想を言い合いながら絵をみて回る時間はとても楽しかったです。

 

・・お次は六本木へ。

六本木に来たのなぞ、一体何年ぶりだったことでしょう・・・^^;。

 

ここでは、わたしがメールでのやりとりの際ちらっと希望したこの展覧会へ行きました。

1日にふたつ展覧会をはしごしたのは初めてかも(笑)。

ムーミン展、もちろん良かったけど、個人的には堀文子展の方が印象に残りました。やはり、まったく知らない世界だったからという気がする。
トーベ・ヤンソンと堀文子は4歳違いなので、ほぼ同年代。洋の東西で同じ絵という表現媒体を用いつつパワフルに生きた女性二人の足跡を同じ日にたどるのは、なかなか感慨深いものがありました。

 

展覧会はしごのあとは、ヒルズの、外国人客がいっぱいのオサレなカフェで早めの夕食を食べました。
すごく美味しかった。
写真、むっちゃ食べかけですが(笑)。

 

と、とても楽しい数時間を過ごしたのですが、最後にハプニングがありました。

夕食の席で話が弾みすぎたのもあり、六本木を出るのが遅くなってしまい、あわや飛行機に乗り遅れるところでした(笑)。
最後は、元体育会の彼に、モノレール駅からわたしのクレジットカードを持って自動チェックイン機まで走ってもらい、なんとか手続きできました。
(多分、締め切りまで1分を切ってたと思います💦)

 

これというのもわたしが、
「ぜーんぶお任せするよ!帰りの何時何分の飛行機に間に合うように羽田に着ければいいから!」と言い放ち、
すっかり彼に任せっきりで、空港までの所要時間すらチェックしていなかったからですが、
つくづく、間に合って良かったです。

もし乗り遅れでもしていたら(ほぼ最終便だったので、その日のうちに札幌にたどり着くことは不可能だった)、
「ほーら、やっぱり自分で仕切らないとダメなんだ」と、
自分のいつものパターンに即座に逆戻りする=セルフイメージを崩す挑戦に失敗するところでしたからね。

 

今回の件で痛感したのは、
「誰かに何かをお任せするって、タンゴとまったく一緒だ」ということでした。

 

タンゴは、わたしが今年(数年振りに)はまっている、
言わずと知れた、世界一セクシーなペアダンスです。

 

タンゴでは、リードは男性が行うのが絶対的なルールなので、
女性はただついていくだけだと思っていましたが、
タンゴを習えば習うほど、リードについていくというのは、実はものすごくこちらの自主性を要求されることなんだということに気づきました。

姿勢からして、
女性は一見、男性に身体を完全に預けているように見えますが、
実は、女性が自力でちゃんと立っていないと踊れないのです。

    (画像はウィキペディアより)

そして、タンゴのフォローって、実はすごく能動的らしいです。
(まだわたしのレベルでは「らしいです」というのが精一杯なのですが)
女性がどんなフォローをするかによって、男性は次のステップを変えていくんだそう。

 

当たり前だけど、誰かに何かを「お任せする」っていうのは、「丸投げする」のとは違うんですよね。
お任せして、相手の自主性を尊重して、そこで差し出されるものを楽しんで、
でも自分の自主性と自分に対する責任は放棄しない。

いやあ、パートナーシップって奥が深い。
(何を今さら 笑)

 

今回のチャレンジ、すごく面白かったです。

翌日、Qくんからは、
「あまり得意ではないリードしていくことをこれからもっと学んでいかなければいけない僕とちえこさんのニーズがマッチした企画で僕としても良かったです」
というメールが来ていました。

お互いに得るものがあった企画だったということですよね。
また、どこかでデートしてもらおうと思います(わたしにちゃんとした彼氏ができるまで・・・笑)。

 

みなさまもよろしければぜひ、セルフイメージ外しのチャレンジをご一緒しませんか。
せっかく元号も変わったし、新しい時代に、新しい自分を発見してみましょう。
楽しいですよーo(^▽^)o。

 

☆*:.。. お知らせ .。.:*☆

 

来月、関西で個人セッションを行います。
今月末から始まる6日間のすごいリトリートに参加した翌日なので、かなりパワフルなセッションになると思いますo(^▽^)o。

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