地震で気づいたこと その1〜夜が暗いのはいいことだ

9月6日、午前3時8分、北海道でM6.7の地震がありました。

色々な方にご心配いただきましたが、私も家族もおかげさまで無事でした。

連絡をくださったみなさま、ありがとうございます。

大きな地震を体験したのは実は人生で初めてだったのですが、

自然災害って、これまでの自分の暮らしの見直しや、世間で当たり前とされていることが実はそうではないってことに気づかせてくれる本当に良いチャンスだと思いました。

自分もかつて報道機関で働いていたからわかるのですが、災害の時って、メディアはその性質上、どうしても悲惨な部分をあえて探して報道する傾向があり、その陰で起きている無数のポジティブなことには注意をあまり払いません(もしくは紋切り型の報道しかしません)。

でも、全ての出来事には意味があるし、自然災害は浄化だから、たくさんの気づき&ギフトももたらしてくれるんだなあと、実際に被災してみて感じています。

ということで、忘れないうちに、わたしが気づいたことをいくつか記録しておきたいと思います。

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「星、キレイだったよね」。

震災の後、いろんな人と話すと大抵星の話になりました。

揺れが収まって間もなく窓を開けた時の、しんとした夜明け前の空の暗さ、静けさと星の美しさは格別でした。
その日の夜も、一人でいたくなくて、お店を開けていた行きつけのカフェに娘と行き、そこでろうそくの光のもとまったりと過ごしていたのですが、

みんなで外に出たら、普段の街中では絶対に見えないくっきりとした星空が広がっていました。

夏の大三角もカシオペアも北斗七星もはっきり見えました。
私は高校時代天文部だったので、少しだけ星座の解説をしたりして、皆でわいわいと空を見上げながら過ごしたひとときは本当に楽しかったです。

見上げれば星空があるというのは、人間の精神衛生に大きな影響を与えるのではないかと思います。

宇宙は大きく、自分はいつも満天の星に見守られていると潜在意識で感じていれば、地上で起きている様々な雑事を自然と俯瞰して見られる気がします。

星が見えない都会に住む私たちは、実はとても大きなものを失ってるんじゃないでしょうか。

都会の空の上にだって、本当は天の川も北極星もいつもあるのにね。

わたしはたまたま、この春タイで光が全く入らないダークルームに9日間こもって(しかも何も食べないで)瞑想するというリトリートに参加したのですが、

暗闇というのは本当に、多くの気づきをもたらしてくれます。

そして闇の中で心身を休める時間はどんな人にも必要なものだと思います。

わたしにとっては、地震が与えてくれた最大のギフトは暗闇でした。

月に一度くらい、夜は計画停電するのもいいんじゃないでしょうか。

ろうろくの光でそしてみんなで星を見上げましょう。

そうすれば、世界はきっともっと素敵な場所になるのではないかと思います。

被災したすべての方に、心からお見舞いを申し上げます。