ブラボー、マイケル!


皆様、
こんにちは。
今成田空港にいて、国際線の搭乗を待っているところです。何と、札幌にいる時よりもブログが頻繁に更新できるという事実(笑)。家事や育児、仕事の一切から離れるって、たまには大切なことですね。
さて、連載に戻る前に、最近観た映画の話を。
先日、本当に本当に久しぶりに映画館に行きました。マイケル・ムーアの新作を観るためです。

私は彼の大ファンで、新作が出たら必ず映画館に足を運ぶのですが、いやー、今回の映画も面白かったです。大笑いしましたが、それだけではなく、上映中、何度も感動して泣きました。
何故なら、今回の彼の映画には、世界をより良い場所にするためのヒントがたくさん散りばめられていたからです。

子どもに一切の宿題を出すことをやめ、たくさん遊ばせたら、学力が世界一になったフィンランド。薬物使用での逮捕を一切しないことを決めたら、薬物問題が減少したポルトガル。(清原選手も、ポルトガルにいればよかったですね・・・)受刑者に完全な自由を与え、素敵な個室に住まわせるノルウェーの刑務所。そして、50人以上の若者が犠牲になった史上最悪のテロが起きた後でも、憎しみや報復ではなく、思いやりと優しさを選んだ国ノルウェー。鬱病になったら、国の負担で3ヶ月もスパに滞在できるドイツ。年に8週間の有給休暇がもらえ、毎日2時間の昼休みには皆が自宅に帰ってゆっくり昼食をとるイタリア。世界で初めて女性の首相を選び、最近の経済危機も女性の力で乗り越えたアイスランド。
・・・うーん、世界には何て素晴らしい国がたくさんあるんでしょう。そしてマイケル、あなたの目の付けどころはいつもながら、何て冴えてるんでしょう。

私にとっては、まさに「癒し」の映画でした。
私がこの映画から受け取った最大のメッセージは、「人は、自分が大切にされて初めて、他の人を大切にすることができる」ということです。
世の中で起きている負の連鎖を断ち切るためには、同じ負のスパイラルで対抗するのではなく、やはり愛が必要なんですね。
皆さんもぜひ、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」観てください。(このタイトルも好き! 笑)
・・・さて、そろそろ搭乗時間です。行ってきまーす。